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人魚姫編1(キモオタ「ティンカーベル殿!おとぎ話の世界に行きますぞwww」六冊目)

シリーズ
キモオタとティンクの旅立ち編
シンデレラ編
裸の王様編
泣いた赤鬼編
マッチ売りの少女編
桃太郎編
○○○○○○とアラビアンナイト編
人魚姫編1
人魚姫編2
人魚姫編3
人魚姫編4
人魚姫編5
人魚姫編6
人魚姫編7


1: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)21:03:56 ID:rjx

裸の王様の世界 裸王の城

ザワザワ ワイワイ ガヤガヤ ザワザワ

赤鬼「随分と賑やかだな…本当にここは城なのか?警備も随分と手薄だし町民どころか旅人も大勢居るぞ?」

赤ずきん「そうね、他に城らしき建物は見あたらないから間違いなくここが裸王の城なのでしょうけれど…」キョロキョロ

赤鬼「オイラは少し自信がないぞ、実はそういう観光地なんじゃないのかここは」

赤ずきん「そこの兵士に聞いてみましょう。二人で考えていても仕方がないもの」

赤ずきん「…ねぇ、ひとつ訪ねたいのだけど…」

兵士「おや、なんだいお嬢ちゃん?僕に何か聞きたいのかい?」

赤ずきん「ここは本当に裸王の城で間違いはないのかしら?随分と賑やかだけれど」

兵士「ああ、君たちは旅人だね?よその国から来た旅人にはよく聞かれるよ。だけど正真正銘本物の城だよ。
裸王様は国民や旅人のために城を開放してるんだ、国内でも人気のスポットさ!城内には食堂や売店もあるよ。最近の人気おみやげは『裸王マッスルパイ』かな、サクサクしておいしいよ」

赤ずきん「…だそうよ。観光地というのもあながち間違ってなかったわね」

赤鬼「城が開放されるとは、裸王は懐が深いな…」

引用元:open2ch
3: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)21:10:21 ID:rjx

これまでのあらすじ
キモオタは現実世界に住む人間よ
ある日妖精のティンカーベルと出会い、おとぎ話の消滅を防ぐために様々なおとぎ話の世界を旅してるの
遂に黒幕の正体を突き止めたのだけど私達にはまだ力が足りない
黒幕に対抗する手段を得るために私…赤ずきんと赤鬼は【裸の王様】の世界へ来たの
詳しくは過去スレを読んで頂戴


5: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)21:14:28 ID:rjx

兵士「もしかして君たち、裸王様への謁見希望者かい?それならこの用紙に必要事項を記入してくれるかい?」パサッ

赤ずきん「…謁見希望には違いないけれど、そんな事が可能なの?私達は事前に連絡もしていないのよ?」

兵士「ああ、今日は少し込み合ってるから待ってもらうことになるけど、それでもいいなら大丈夫さ。さぁ書いて書いて」

赤鬼「なにから何まで掟破りな王国だな…」カキカキ

赤ずきん「そうね。けれどここにいる人達はみんな楽しそうに見えるわ、国民も旅人もね」

赤鬼「裸王は国民に好かれているからこういう試みを行っても問題が起きないんだろうな……と、これでいいか?」カキカキ

兵士「えっと、アカオニさんとアカズキンさん。謁見目的は対談と。問題ないよ、これで受け付けておくね。ただ今からだと大体一時間半は待ってもらうかなー?」

赤ずきん「あら、随分と待つのね?けれど急に会いに来たのは私達だもの、おとなしく待ちましょうか赤鬼」

赤鬼「そうだな、こればっかりは慌てても仕方がないからな」

兵士「謁見以外の見学なら署名だけで出来るからおすすめだよ。向こうにベンチもあるし好きにくつろぐといいよ、売店で飲み物も売っているしね。オススメは『裸王ミックスジュース』フルーティでおいしいよ」


7: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)21:23:32 ID:rjx

裸王の城 ベンチ

赤ずきん「はい、飲み物買ってきたわよ。『裸王ミックスジュース』でよかったかしら?」

赤鬼「ありがとう。頼んでおいてあれだが…いや、オイラはなんでも構わないが、それ思い切り観光客向けじゃないか。もっと普通の飲み物でも良かったんだぞ?」

赤ずきん「あら、あなたは私が好き好んでこんな飲み物買うと思うのかしら?普通のジュース売ってないのよ、あの売店」

赤鬼「そうか…なんかすまん」

赤ずきん「謝るほどのことではないわ。でも次買うことがあれば、あなたが行って頂戴」チュー

赤鬼「おう。しかし、なんというか、あれだな…実はオイラは裸王に会うのが少し気まずいんだよな」ゴクゴク

赤ずきん「あら、どうしてかしら?裸王はとてもフランクで優しいわよ?以前少しだけ会話したけれど、いい意味で国王らしくない人だったもの。あなたが鬼だなんて気にしないと思うけれど」

赤鬼「ああ、それは話には聞いてるし心配してないんだ。だが前にオイラが鬼神に体を乗っ取られた時、裸王が鬼神の相手をしてくれたらしいじゃないか。おかげで鬼神…オイラは大暴れしないで済んだんだ」

赤ずきん「そうだったわね、もしかしてそれを気にしているの?」

赤鬼「そりゃあな、オイラ自身は記憶がないから初対面だけど、向こうは俺に殴られてる訳だしな。どういう顔して会えばいいんだか…」

鬼神『赤鬼、ソレナラバ我ガ代ワッテヤロウ。我ハ裸ノ王二借リガアルノデナ…クックック』

赤鬼「…いいや、必要ない。話がややこしくなるだけだ、お前が出てくるとな」ボソッ


9: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)21:29:06 ID:rjx

赤ずきん「気にすること無いわよ。あの時あなたが暴れていた事情を裸王は知っているのだから」

赤鬼「むむ、まぁ向こうはそんなに気にしていないのかもしれないが…しかし本意ではないにしろ暴力振るっちまってるからなぁ」

赤ずきん「気持ちは分かるけれど、私達はドロシー達を倒すための力を得なければならない。私は魔法具を、あなたは鬼神をコントロールする力を得る…それが当面の目的でしょう。だから私は魔法具の材料である鉱石を譲ってもらうためにここに来た…」

赤ずきん「そしてあなたは旅を通じて鬼神をコントロールする力を得なければならない。過去の過ちを気にしていたって今は仕方がないわ」

赤鬼「…そうだな、裸王にはきっちり謝っておく。グダグダ考えるのはヤメにしよう」

赤ずきん「そうしましょう。あなたも私も、お互い思い出したくないことが多いけれど、今は前に進むことを優先に考えましょう。過去を見つめて足踏みしていてもドロシーには勝てない」

赤鬼「うむ。しかし、今更だが…お前は年齢のわりに本当にしっかりしてるよな…」

赤ずきん「しっかりしていないと舐められてしまうのよ、私みたいな年齢の女の子が旅をしているとね。今はあなたが居るからそうでもないけど、以前は一人の時もあったもの」

赤鬼「そういえば、そうだったな…」

赤ずきん「けれどそれは今話すようなことではないわね。裸王に会うまで時間はあるのだし、次に向かう世界について少し打ち合わせしておきましょうか」

赤鬼「おう、候補はいくつかあるが一つに絞らないとな。えっと、そうだな…赤ずきんはどのおとぎ話がいいと思うんだ?」

赤ずきん「そうね、私は…」

・・・
・・


10: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)21:36:50 ID:rjx

裸王の城 謁見室前

若い旅人「裸王様、本日はお忙しいところ謁見していただきありがとうございました。それでは失礼いたします」ペコリッ

パタンッ

若い旅人(話に聞いていたとおり風変わりな国王だった、しかし本当に裸だったな。いやいや、でもいい土産話にはなったぞ。おみやげまで貰っちゃったし)ホクホク

若い旅人(今度は両親を連れて旅行にこよう。飯もうまいし宝石もうちの国の相場より安価だし治安もいいみたいだし、本当にいい国だなぁ…)

兵士「はい、では次の方どうぞー」

ファサ

セクシー美女「…やれやれ、ようやくだな。私は少し待ちくたびれてしまったよ」スッ

兵士「お待たせしてすいませーん。ではこちらへどーぞ」

セクシー美女「あぁ、では案内をお願いしようか」フフッ

若い旅人「……」ポカーン

若い旅人(はっ!つい見とれてしまった…。この国の人かな?あんなに美しい女性なかなかいないぞ…スタイルもいいし)

若い旅人(それにどことなく気品と荘厳さを備えていて、もしかして王族なのかも…)

若い旅人「それにしても、なんだか思わず引き込まれてしまうような不思議な美しさの女性だな…」


11: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)21:45:33 ID:rjx

謁見の間

大臣「おお、お待ちしておりました。お初にお目にかかります、私はこの国の大臣、そしておとぎ話の世界の事情を知る者です。今後ともよろしくお願いします」スッ

セクシー美女「ああ、お互い長いつき合いにならなければいいのだがな…こちらこそ今後ともよろしく頼む、そして君の協力に感謝する」

大臣「本来ならばお待ち頂かずに謁見して頂きたかったのですが…」

セクシー美女「気にするな。アポイントメントを取っていなかったのだからな、急に押し掛けた私に責任があるというものだ」

大臣「いえいえ、貴方が今回の件について指揮をとってくださるなら安心です。我々も出来る限りの協力は致しますので…では国王がお待ちです、どうぞこちらへ」スッ

ドドドドド

裸王「ンンッ……マーッスルウェルカムッ!!ようこそ我が国へ!私は国王の……裸王であるっ!!」マッスルポーズ

セクシー美女「…初めまして、本日は謁見に応じていただき感謝しております裸王様。申し遅れました、私の名は……」

裸王「うむ!お主のことは大臣から聞いておる。お互い王族同士、形式ばった対応も必要かもしれんが堅苦しいのは無しにしようではないか女王よ!私も堅いのは苦手でな、そうしてくれると助かるぞ!」ムキムキッ

セクシー美女「…そういうことなら、やりやすいようにさせて貰おう。私も堅苦しいのは苦手なんだ。感謝するよ、裸王」フフッ


12: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)21:55:03 ID:rjx

セクシー美女「まず私の世界もこの【裸の王様】の世界も実はおとぎ話の世界であり、同じような世界が無数に存在する。その事を裸王は知っているだろうか?」

裸王「うむ。実は以前この国…いや、このおとぎ話の世界は消滅の危機にあったのだ。それを私の友達が阻止してくれた、その後に大臣から聞いたよ。その時は驚いたが今ではしっかりと理解できているぞ!」ムキムキッ

セクシー美女「そうか。では早速本題に入らせて貰おう、近頃立て続けにおとぎ話の世界が消失している。私は現実世界のおとぎ話離れが原因とも思ったが、実際は意図的に消滅に荷担している奴が居る事を突き止めた」

裸王「うむ!おとぎ話の世界と言えどもその大半は事情を知らず平和に過ごして居るものだというのに、つくづく許せぬ!」ババーン

セクシー美女「私も同じ意見だ。だがこれほどの危機が迫っているというのにおとぎ話の中にはそのことを知らない者も多い、そこで私が様々な世界を回って警告しているのだ。悪意を持っておとぎ話を消している者がいることをな」

セクシー美女「知っているのと知らないとでは対応力に差がでる。もうこれ以上易々とおとぎ話を消させるのはこちらとしても避けたいからな」

裸王「うむ、おとぎ話を意図的に消している輩から物語を守るという女王の心意気は伝わった!だが私にそのことを話したという事は何か協力して欲しいのではないか?」

セクシー美女「察しがよくて助かる。有事の際の協力者は多い方がいい、裸王はおとぎ話の中でも屈指の身体能力を持っているだろう?その力を貸して欲しいというわけだ。常にと言う訳じゃないさ、この先本格的に敵と対峙することになった時に…という事になるな」

裸王「うむ!もとより我が友も同じ目的を持っておる、そういうことならば喜んで協力しようではないか!我が筋肉も新たな活躍の場を得て喜んでおるわ!」ムキムキッ


15: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)22:09:32 ID:rjx

セクシー美女「助かるよ、裸王が話の分かる王で。門前払いを食らったらどうしようかと思っていたのでね」フフッ

裸王「我が筋肉を評価しての頼みだからな!断るはずがなかろう!だが女王よ!私は一つ気になっていることがあるのだ!」ムキムキ

セクシー美女「へぇ、気になっていることとは?」

裸王「女王は随分と露出の多い洋服を着ているようだが」

セクシー美女「ああ、確かに少し露出が多いかもしれないな。だが理由があるんだ、これはだな……」

裸王「いいや!皆まで言うでない!わかっているぞ、この裸王と肉体美対決…つまり筋肉自慢勝負がしたいというのだな!?」マッスル

セクシー美女「いや、そのような思いは一切無いが」

裸王「ハッハッハ!筋肉とはそれすなわち世界共通語!自らの筋肉のすばらしさを周囲に見て貰いたいという気持ちに国籍や性別は関係ない!」ムキムキッ

セクシー美女「……」

裸王「筋肉に優劣など無い、だが敢えてそれを決めねばならぬ時もある!我が筋肉とお主の筋肉…どちらが美しいかはっきりさせようではないか!」ババーン

大臣「…残念ですが裸王様。そろそろお時間ですので」

裸王「なんと!ではこの勝負はお預けという事か…!」マッチョ

セクシー美女「フフッ、それではこれで私は失礼する。裸王、今後あなたの力を借りるときが来るだろう、その時はよろしく頼む」フフッ

裸王「うむ、協力するぞ!それまでにお互い筋肉に磨きをかけておこうではないか!」ハッハッハッ

・・・


17: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)22:19:19 ID:rjx

裸王の城 ベンチ

・・・

赤ずきん「さぁ…次に行くおとぎ話は決まったけれど、まだ一時間もあるわね。先に買い出しを済ませておいた方がいいかしら?」

赤鬼「うーん、だが一時間でばたばた支度して忘れ物でもしちまったら大変だぞ?」

赤ずきん「そうね、次のおとぎ話ではしばらく買い物が出来なくなる可能性がありそうだもの。ここでしっかりと準備しておかないとね」

赤鬼「そうだな。しかし容易く素材を譲って貰えればいいけどなぁー。必要な素材…ウロコだったか?しかし、ウロコなんてどれも同じに思えるが、わざわざそこのおとぎ話に行かなきゃならんってのは大変だな」

赤ずきん「透き通っていて強度と柔軟性を兼ねていることが大切だと魔法使いのメモには書いてあるわね。なんでもいいというわけではないのでしょう」

赤鬼「素材が限定されているからこそ価値のある魔法具になるってことか」

赤ずきん「そうでしょうね。だけど…それよりも私達は覚悟しておかなければいけないわよ」

赤鬼「覚悟?どうした改めてそんな事を言って」

赤ずきん「私達がこれから行くおとぎ話は【マッチ売りの少女】のような悲しい結末を迎えるのよ。ウロコだけ受け取ってさようならというわけにもいかないでしょう?そのおとぎ話がキチンと結末を迎えるまで残るとなれば、悲しい結末を目の当たりにすることになるわよ」

赤鬼「あぁ…マッチ売りのおとぎ話の時は辛かったもんなぁ…いや、本当に辛かったのはオイラ達よりキモオタ達か…」


18: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)22:32:29 ID:rjx

赤ずきん「キモオタ達だってあの悲しい結末と向かい合ったのだもの、私達だけ逃げるわけにはいかないわ。それに彼女のウロコでなければ魔法具の材料にはならないのなら、避けて通れるものではないわね」

赤鬼「しかしなぁ、鬼のオイラが言うのもなんだが本当に居るのか?魚のように水中を自在に泳ぎ、海底に文明を築く種族なんて…にわかには信じられないぞ」

赤ずきん「あら、存在するわよ。美しい人魚の悲恋の物語…それがこれから私達が向かうおとぎ話【人魚姫】だもの」

赤鬼「人魚の噂はオイラ達の世界でも聞いたけどな、だがどれもこれもふわふわしてるっつうか現実味がない内容だったからな。人魚の肉は万病に効くとか高値で売れるとかそういう類のな」

赤ずきん「どちらにしても、準備はきちんと整えなければね。人魚姫が海上に出てくるまで待たなければ会うことすら出来ないもの」

赤鬼「オイラ達が海底に泳いでいくわけにもいかねぇしなぁ」

ザワザワ ザワザワ

赤ずきん「…何かしらね、急に騒がしくなったけれど」

赤鬼「城の方だな、なにかあったのか…?」


20: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)22:41:22 ID:rjx

ザワザワ ザワザワ

セクシー美女「あぁ、それにしてもこの国は暑いな…薄着してきて正解だったよ」パタパタ

セクシー美女「どこかで冷たいものでも飲みたいところだな…」

ザワザワ

「おい、あれ見て見ろよ。すげー美人だぜ」
「なんだあの乳…!暴力的だ!」
「くぅー、あんなナイスバディ美女とお近づきになりたいぜ!」

赤鬼「どうやらすごい美人が居るって皆が騒いでただけみたいだな。どれどれ、確かにありゃあ騒ぎになるのもわかるな」

赤ずきん「……」グイッ

赤鬼「ちょっと待て!なんでマスケットに巻いてある布を取ったんだ!?」

赤ずきん「念のためよ。布を巻いたままだと撃てないでしょう?」

赤鬼「だからそれがおかしいんだよ!なんで撃とうとしたんだよ」


21: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)22:45:09 ID:rjx

赤ずきん「女の人を外見や胸で判断するのは女の敵…そういう男は狼だってママに教わったのよ」

赤鬼「う…まぁわかるけどな、あれくらいは許してやってくれ…美人をみるとざわついちまうのは男のサガって奴なんだよありゃあ…」

赤ずきん「大丈夫よ、さすがにこれくらいで撃ったりしないわよ。でもいざとなったら…あの女性が困っていたら助けてあげなければならないでしょう?」

赤鬼「お、おう。お前はあくまであの女のためなんだろうけど一緒にいるオイラの身にもなってくれ、びっくりするじゃないか」

赤ずきん「それは悪いことをしたわね。あの男達があの女性に危害を加えなかったら私は引き金を引かない。だから安心しなさい」

チャラ男「へい彼女ー!キミ可愛いねぇー!俺と一緒に遊ばない?」ヘラヘラ

ガチャッ

赤鬼「おい、赤ずきん落ち着け!」ガシッ


22: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)22:49:35 ID:rjx

セクシー美女「ああ、もしかしてキミは私に声をかけているのか?」

チャラ男「ハハハッ、お姉さん美女だから声かけちゃったよー!どう?一緒に冷たいものでも飲まない?」ヘラヘラ

セクシー美女「いや、結構だ。見ず知らずのキミと一緒にカフェに入る理由がないからな」フフッ

チャラ男「そんなこと言わずにさ!ほら、俺がおごってあげるからさ!一緒に行こうよ、すてきなカフェ知ってるんだ俺!お姉さんもカフェ行くんでしょ?」ヘラヘラ

セクシー美女「しつこいなキミは…」

チャラ男「ほらほら!俺が案内してあげるからさ!って俺も旅人だけどさ(笑)せっかくなんだからさ!二人で旅の思いで作ろうよ!ほら!自分で言うのもなんだけど俺ってなかなかイケメンだからさ、キミに釣り合うと思うんだよねー」ヘラヘラ

セクシー美女「へぇ、キミが私と釣り合う…ねぇ?」


チャラ男「そうそう!なかなかお似合いだと思うんだよね!って自分で言っちゃう(笑)」ヘラヘラ

セクシー美女「そこまで言うならキミに付き合ってやろう。だが私とひとつ賭けをしてみないか?もしも私を捕まえることが出来たら…そうだな、一晩キミの奴隷になってやると言うのはどうだ?」フフッ

チャラ男「なっ!?おいおい、俺は大歓迎だけどさぁ、お姉さん意味分かって言ってんの?」ヘラヘラ

セクシー美女「ああ、もちろん。私を捕まえたら朝までベッドの上でキミの望むことをしてやると言っているんだ。ただし…」スッ


パキパキッ…パキパキパキパキッ……!


赤鬼「な、なんだありゃあ…!」

赤ずきん「男が一瞬で凍りづけに…!」

チャラ男「」カキーン

セクシー美女「キミの全身を覆う氷を全て溶かすことが出来たら…だがな?フフッ、もう私の声は聞こえていないか」フフッ


23: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)22:54:45 ID:rjx

「や、やべぇ!ナンパに行った奴が凍ったぞ!俺行かなくて良かったぜ」
「無茶しやがって!おい!病院に運んでやれ!」
「気をつけろそっとだ!そっと運んでやろう!」ガコッ

セクシー美女「フフッ、気をつけた方がいいぞ?落としたら氷ごとその男も木っ端微塵に砕けるかもしれないぞ?」フフッ

ウワアァァ!オイキヲツケロ!

赤ずきん「一瞬で人間を凍り付けにするなんて…」

赤鬼「…おや?もしかして…」ジッ

赤鬼「お、おい。なんでか知らないがあいつがこっちに来るぞ!?」

カツカツカツッ

セクシー美女「赤いずきんの女の子…キミはもしかしておとぎ話【赤ずきん】の主人公、赤ずきんちゃんなのか?」フフッ

赤ずきん「私を知っているのね…?」ジリッ


27: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)23:04:09 ID:rjx

セクシー美女「知っているもなにも、キミにはずっと前から会いたいと思っていたんだよ」サワッ

赤ずきん(この人の手…ものすごく冷たい……!)

セクシー美女「フフッ、やはりキミくらいの年齢の子供は可愛いな。私の宮殿で留守番をしているカイと同じくらいか。やはり女の子の肌のほうが柔らかいのだな」スリスリ

赤ずきん「くっ…!ほおずりするのはやめて頂戴!そんなに強い力じゃないのに振り払えない…!赤鬼…!」ジタバタ

赤鬼「お、おい!赤ずきんが嫌がってるんだ!放してくれ!」グイッ

セクシー美女「そうだな、キミが凍りづけになってしまうといけない。私はキミの可愛らしい姿を凍りづけにして永久に残すのも素敵だと思うが、さすがにキミが可愛そうだ」フフッ

赤ずきん「…その冷たい肌、瞬く間に凍り付けにする能力…宮殿にカイという子供がいるとも言っていたわね…あなた」

セクシー美女「ああ、キミは察しもいいんだね。褒めてあげよう。私は頭のいい子供も大好きなんだ」フフッ

赤ずきん「……子供扱いするのはやめて頂戴、雪の女王」キッ



雪の女王「フフッ、君達とはいつか会ってみたかったんだ。ここだと目立ってしまう、どこかカフェに入ろうじゃないか。私がご馳走してやろう。さぁ行こうか赤鬼、そして赤ずきんちゃん」フフッ


28: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/15(日)23:08:10 ID:rjx

今日はここまでです

今日から人魚姫編です
書きため方式でいくから間隔あくけど今回も付き合ってくれたら嬉しい

【雪の女王】はディズニーの少しも寒くないアレとは別物のおとぎ話です。おとぎ話の内容は次回にでもざっくり説明します。とりあえず凄まじい氷結能力持ってます。

人魚姫編 次回に続きます。


29: 名無しさん@おーぷん 2015/02/15(日)23:12:21 ID:BjS

アナの原作の方ってこと?


>>29
そう。でもまぁ雪の女王の世界に行く訳じゃないから、原作知らなくても問題なし。あの人みたいにすごい氷結能力あると思ってくれればおk


30: 名無しさん@おーぷん 2015/02/15(日)23:21:18 ID:SEb

>>1さん乙&祝・六冊目スタート!!
赤コンビは【雪の女王】と【人魚姫】の世界に行くのか、どうなるやら…wktkです


31: 名無しさん@おーぷん 2015/02/15(日)23:24:52 ID:0zs

どっちの赤が解説役か楽しみ


32: 名無しさん@おーぷん 2015/02/15(日)23:28:49 ID:YrI

乙&新スレおめ!
ずっと支援し続けるぜ。
もし今後、>>1の構想してるストーリーに差し障りがないようなら「西遊記」も出してくれたら嬉しいな♪


>>32
西遊記はどんな形になるかわからんけど出したいね、魔法具のネタ多いしwww


41: 名無しさん@おーぷん 2015/02/16(月)22:46:16 ID:Cws

人魚姫、マッチ売りの少女、幸福の王子などは、
ラストで天国(神様の元)に行く話なので
キリスト教的にはハッピーエンドという解釈もあるらしい。

という説を聞いたけど、その感覚が分からないのでやっぱり
悲劇に見える。


45: 名無しさん@おーぷん 2015/02/18(水)01:03:07 ID:ZQv

>>1さん乙です!
続き期待しています!!

ひとつ質問なのですが、キモオタ達がおとぎ話に行っている時、他のおとぎ話や現実の時間はどのようになっているのでしょうか?
良かったら教えてください
お願いします


>>45
キモオタがおとぎ話の世界に行った時刻と帰ってきた時刻は同じです

おとぎ話の世界へ行った時刻2/18 22:46→おとぎ話の世界で数日が経過する→おとぎ話の世界から帰った時刻2/18 22:46 になります

各おとぎ話の時間進行は一定ではないけれど、基本的にはサザエさん時空だと思ってください


48: 名無しさん@おーぷん 2015/02/18(水)14:34:25 ID:XGp

西洋物だけでなく、日本昔話系の話をもっと取り上げてみてはいかがでせうか

ラプンツェルと髪長姫できゃっきゃしてんのかわいいと思います


>>48

ラプンツェル「髪長姫は私と同じで髪の毛長いけど、黒い髪の毛なんだね!」

髪長姫「そうなの、黒いとなんだか重たいでしょ?ラプンツェルちゃんがうらやましいよ、同じ長い髪でも綺麗だもの」

ラプンツェル「えー?黒いのもいいじゃん!つやつやしてるしさらさらだし可愛いよ!」

髪長姫「でもお互い髪長いと大変だよね?洗ってもなかなか乾かないし拭くのにも時間がかかるし…」

ラプンツェル「そう?私はママがすごく水分を吸い取ってくれるタオルを作ってくれたから髪の毛乾かすの楽だよ?」

髪長姫「なにそれ!?ずるい!私もそれ欲しい!」

ラプンツェル「あはは、じゃーママに頼んどくね」ニコニコ

こうですね、わかります


50: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/18(水)21:59:28 ID:QIE

カフェ

店員「いらっしゃいませ!三名様ですね?こちらのお席をご利用ください!」ニコニコ

雪の女王「赤鬼、悪いが窓際に座ってもらって構わないか?私は暑いのが苦手なんだ、こっちの日陰の席がいい」スッ

赤鬼「ああ、構わないぞ。じゃあ赤ずきんは…」

雪の女王「赤ずきんは私の隣に来るといい、キミとは是非じっくり話をしたいからな」フフッ

赤ずきん「いいえ…赤鬼の隣に座るわ」スッ

雪の女王「おやおや、嫌われてしまったかな?なんだったら私の膝に座ってもいいんだが?」フフッ

赤ずきん「あなたの膝なんかに座ったらおしりがしもやけになってしまうじゃない。お断りよ」プイッ

雪の女王「フフッ、それも可愛らしくていいじゃないか。まぁそう警戒しないでくれ。私は君達の味方だ、敵ではないんだ」クスクス

赤ずきん「それを判断するのはあなたじゃない、私達よ」


52: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/18(水)22:04:44 ID:QIE

赤鬼「まぁ話を聞こうじゃねぇか、疑うのはそれからでもいいだろう?それに襲うつもりならもうオイラ達は凍らさせてるはずだろ?雪の女王は大の大人を一瞬で凍り付かせるほどの能力を持ってるんだ」

赤ずきん「そうだけれど……」ジーッ

雪の女王「フフッ、まずは何か注文してしまおう。お姉さん、注文を頼むよ」

店員「はーい」ニコニコ

テッテッテー

店員「ご注文どうぞ!お伺いします」ニコニコ

雪の女王「私はアイスティーを。赤鬼はどうするんだ?」

赤鬼「西洋の飲み物はあまりわからないんだ、同じ物を貰おう」

雪の女王「ではそれを二つだ。この娘には一番甘いジュースを頼む。」

店員「裸王様公認のはちみつマッスルドリンクですね?」

雪の女王「ああ、それでいい」

赤ずきん「ねぇ…なんでもいいけれど、さっきから何度も私を子供扱いするのはいい加減にやめて頂戴」


53: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/18(水)22:10:05 ID:QIE

雪の女王「フフッ、キミはまだ子供だから子供扱いをしているんだ。それとも赤ずきんはもう子供じゃないというのか?」クスクス

赤ずきん「…ええ、少なくともあなたが思っているよりはね」

雪の女王「そうかい。それじゃあお姉さん、ジュースはキャンセルだ。代わりにアイスコーヒーを頼む」

店員「そのお嬢ちゃんにですか?シロップとミルクはどうしましょうか?」

雪の女王「必要ない、ブラックで貰おう。大人の赤ずきんならその方がいいだろう?」フフッ

赤ずきん「……ッ」

赤鬼「おい、コーヒーって苦い奴だろ?無理するな赤ずきん」ヒソヒソ

店員「お嬢ちゃん、どうする?苦いよ?本当にいい?」

赤ずきん「…ええ、アイスコーヒーで問題無いわ。それでお願い」キッ

雪の女王「フフッ…」クスクス

店員「はい、しばらくお待ちください!」ニコニコ


54: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/18(水)22:14:17 ID:QIE

店員「お待たせしましたー!ごゆっくりどうぞ!」ニコニコ

雪の女王「さて、飲みながらで構わないから聞いてくれ。まずは改めて自己紹介をしておこうか」

雪の女王「私はおとぎ話【雪の女王】の世界の住人、雪の女王だ。さっきも見ていたと思うが特技は氷結。氷結能力に特化している魔女と思ってもらって構わない。少々自画自賛になってしまうが、おとぎ話の世界でも屈指の魔力を有している」

赤鬼「ということは雪の女王はおとぎ話の主人公なのか?赤ずきんや桃太郎、シンデレラも主人公の名前がおとぎ話の題名になっているわけだしな」

赤ずきん「いいえ、雪の女王は主人公じゃない。むしろ主人公側からしたら彼女は敵役よ」

雪の女王「敵とは随分な言いようだがまぁそうなってしまうな、【雪の女王】の主人公はゲルダという女の子だ。物語の筋としては……ある日、性格をねじ曲げてしまう悪魔の鏡の破片が彼女の親友である少年カイに突き刺さってしまう。
以来、優しかったカイの性格は一変してしまい、カイは雪の日に何者かに連れ去られてしまう。そんな親友を救うためにゲルダが旅をする……と、このような内容だな」

赤鬼「誘拐された親友を助けに行く女の子のおとぎ話か……しかし、子供を誘拐するような悪人はどこにでも居るんだな。まったく、許せんな」

赤ずきん「……そうね、あなたの目の前にいる女がその犯人だもの」

赤鬼「ん……?」

雪の女王「フフッ、カイを連れ去ったのは私さ。ゲルダはカイを助けるために私の宮殿まで旅をすることになるんだ」クスクス

赤鬼「だったら雪の女王は悪人じゃねぇか…!いや、待てよ?さっきはオイラ達の味方だと言っていたが……?どういうことだ?」

赤ずきん「あら、忘れたの?おとぎ話における悪役が必ずしも悪人というわけではないというのは【一寸法師】の大鬼が証明してる。……雪の女王、あなたは何の目的があって自分のおとぎ話を離れているのかしら?」


55: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/18(水)22:19:23 ID:QIE

雪の女王「キミ達の目的と同じさ、おとぎ話を消滅させている黒幕……アリス達を止めるために私はここにいる」

赤鬼「ほう、黒幕がアリス達だってことももう知っているんだな」

雪の女王「ああ、おとぎ話の世界には大体一人はその世界がおとぎ話だと知っている人物がいる。だが、そういった連中の中にもまだ『何者かが意図的におとぎ話を消滅させている』事を知らない人物も多い……。
私はその事を警告して回っている。それと同時に有事の際に戦力となる協力者を捜すためにもね」

雪の女王「アリスのことはここに来る直前に寄った【桃太郎】の世界で桃太郎に聞いたよ。キミ達二人と【ピーターパン】のティンカーベル、現実世界のキモオタという男も同じ目的で動いているとね」

雪の女王「もうすでにいくつかのおとぎ話を消滅から救い出したと聞いたよ。だからキモオタとティンカーベル、赤鬼には引き続き消えそうなおとぎ話を救って欲しい。私も引き続き様々なおとぎ話を巡り、警戒と協力を呼びかける」

赤ずきん「目的はわかったけれど、何故あなたがそこまでするの?キモオタ達は消えてしまったティンクのおとぎ話を取り戻すことがきっかけ、私にも理由はある。あなたはどうなの?何故、おとぎ話の消滅を防ぐために率先して動いたのかしら?」


56: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/18(水)22:21:14 ID:QIE

雪の女王「前提として話すと私は子供が好きなんだ。無邪気で何をするかわからない、ワガママで好き放題するが…しかし子供というのはやはり可愛いものだ」

雪の女王「私のおとぎ話の主人公のゲルダがそうであるようにおとぎ話というのは子供が主人公であることが多いと思わないか?」

赤鬼「そう言われてみればそうかもな……」??

雪の女王「そうだろう?おとぎ話が消えると言うことは、罪のない子供達の命が無数に散るという事だ。それを防ぎたいと私は思っている、都合のいいことに私にはその思いを実行に移すだけの魔力があるからな」

赤ずきん「……随分真っ当な理由なのね」

雪の女王「キミは私をなんだと思っているのかな?」クスクス

雪の女王「さぁ、私が何故積極的に動くかは理解してくれたと思う。ではここからが本題なのだが……」



雪の女王「赤ずきん、キミにはここで旅を終えてもらいたい」


57: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/18(水)22:23:13 ID:QIE

赤ずきん「……ッ!?」

赤鬼「お、おいおい!ちょっと待ってくれ!」

雪の女王「ああ、もちろん赤鬼には引き続きおとぎ話の世界を旅して欲しい。私が得た協力者の中には鬼も何人かいる、彼らに話を聞いて戦いや旅の参考にするといい…それと」

赤ずきん「ちょっと待ちなさい!どういうことなのそれは!?」

雪の女王「そのままの意味だ、赤ずきん。キミはもう旅をやめるべきだ」

赤ずきん「……ッ!」

赤鬼「ちょ、ちょっと待ってくれ!赤ずきんに旅をやめてもらう!?どうしてそんな話になるんだ!」

雪の女王「当然だろう、赤ずきんはまだ子供なんだ。むしろ今までが異常だったのさ、おとぎ話の運命がかかったこの戦いは子供には危険すぎる。
それにその魔法のマスケットも自己流で未熟な腕の赤ずきんが使うよりもプロの猟師に使ってもらった方が効率的だろう?私の協力者に【かもとりごんべえ】の主人公がいる、少々軽率なところはあるが熟練の猟師である彼なら……」

赤ずきん「ふざけないで……!」バンッ


59: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/18(水)22:24:52 ID:QIE

雪の女王「……」

赤ずきん「このマスケットは猟師さんの形見なのよ?このずきんだっておばあちゃんが私のために残してくれたものよ、効率を求めるために誰かに渡したりするつもりはない!」ガターン

雪の女王「落ち着きなさい、赤ずきん。他の客の迷惑になる」

赤ずきん「そのふざけた提案を撤回しなさい、そうすれば私は落ち着くわよ」ワナワナ

雪の女王「キミは聡明な少女だと思っていたんだがな、よく考えてみたらどうだ?キミが戦う必要があるか?」

赤ずきん「どうしてもそのふざけた提案を下げるつもりはないのね?」

雪の女王「…言いたくはないが、私に言わせればふざけているのはキミの方だ、赤ずきん。もうすでにおとぎ話はいくつも消滅しているんだぞ?これはもう個人がどうこうできる問題じゃない、おとぎ話の世界全体の問題だ」

雪の女王「可哀想だが、子供であるキミの出る幕はない」


60: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/18(水)22:28:04 ID:QIE

赤ずきん「そうやってあなたは私を子供扱いして…!私だって戦える!今までだってそうやって来たんだから!」

雪の女王「理解できないなら何度だって言ってあげるさ、キミは子供なんだ赤ずきん。私はなにもキミを認めていないからだとか嫌いだから旅をやめろと言っているんじゃない。
今までとは違って協力者が居るんだ、戦ってくれる大人が居るんだからキミが危険なめにあう必要はないと言っているんだ」

赤ずきん「子供だから戦うのは危ない?だから大切なマスケットをあんたたちに渡して私は安全なところに隠れてろっていうの!?」

雪の女王「そうだ。しかし、キミは帰るおとぎ話を失っているんだったな、ならば私の宮殿で暮らすといい。もしも寒いのが苦手なら暖かいおとぎ話に済む場所を手配してあげよう」

赤ずきん「お断りよ。私はこの手でおとぎ話の消滅を防ぎ、必ずドロシーを倒すの」

雪の女王「何度も言わせないで欲しい、キミは旅をやめるべきだ」

赤ずきん「それはこちらのセリフよ、私を子供扱いしない事ね。旅を続行することに何ら問題ない」

雪の女王「…ひとつ教えてやろう、本当の大人は『子供扱いするな』なんて言わない、そんな事を口にするには背伸びしたい子供だけ」

雪の女王「それに大人は相手の言葉が頭にきてもキミのように声をあらげたりしないし、ましてや意地になって飲めもしないコーヒーを注文したりしない」

雪の女王「もうわかっているだろう?キミは本当は頭のいい子供だ。今まで一人で旅してきたキミは他人に舐められまいと必死になっていたんだろう?だから大人びた言葉も使うし冷静な風を装っている。
けれど実体は違うんだから隠しきることなんか出来ない、キミの挙動の端々に子供らしさが見え隠れしている」

雪の女王「それが戦いの場では命取りになる。もう一度言う、キミは旅をやめるべきだ」


61: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/18(水)22:31:46 ID:QIE

赤ずきん「…言葉を交わしてどうにもならないならもうやることは一つしかないわよ?」ガシャッ

赤鬼「待て、赤ずきん。雪の女王の言ってることは確かに正しい。あいつらもきっとさらに力を付けてるんだ、赤ずきんにとっては危険な旅になる」

赤ずきん「赤鬼……あなた……ッ!」キッ

赤鬼「だがなぁ、雪の女王。こいつは確かに子供だけどな、黒幕のアリスやドロシーを倒そうといろいろと考えて行動してんだ。マスケットの訓練だって毎日してるし、大切に手入れだってしてる。そりゃあ大人と比べれば力不足なところは多いだろうけどなぁ」

赤ずきん「……」

赤鬼「雪の女王の言ってることは正しい、赤ずきんの安全を考えれば当然だ。オイラ達の味方だって言う言葉に偽りはないんだろう、でもな…こいつを子供っていうくくりじゃなく、一人の人間としてみてやってくれねぇか?」

赤鬼「赤ずきんが無茶をするようならオイラが止める、手助けが必要ならオイラが助ける。それでももうどうにもダメだと判断されたら俺も一緒に旅はやめる。そういう約束で、こいつのことを認めてやってくれないか?」

雪の女王「……赤鬼、それがキミの足枷になったとしても赤ずきんの思いを尊重するとキミは言いたいんだな?」

赤鬼「ああ、大きなくくりで判断されて個人を見もしない…そういう世間の目にはオイラも嫌と言うほど晒されてきたからな、子供だからって覚悟や信念を認めて貰えないこいつの気持ちは分かる」

雪の女王「……やれやれ、赤ずきんは随分とやっかいな友人を持ったようだな」

赤ずきん「……私の友達をやっかいだなんて言わないで頂戴」

雪の女王「……わかったよ、赤鬼。そこまで言うなら今まで通り二人で旅を続けるといい」


62: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/18(水)22:34:00 ID:QIE

雪の女王「だがな、赤ずきん。私はキミを心配して言ったということを忘れないようにな。
敵は相手が子供だからって手加減する訳じゃない。もしもキミが赤鬼の手に負えないようだったり、敵の力があまりに強大だったら私はキミを力づくで止める」

赤ずきん「……ええ、わかったわ。約束しましょう」

赤鬼「オイラも出来る限りの事はするからな!」

雪の女王「それとここまで意地を通した以上…私は戦いにおいてキミを子供扱いしない。子供だから大目に見て貰えるとか甘い考えは持つんじゃない、わかっているな?」

赤ずきん「もちろんよ、甘えるつもりなんて端から無いもの」

雪の女王「フフッ、それは頼もしい限りだ。だが、キミを子供扱いしないとは言っても私はキミが大人だとも認めない。だからひとつ私と賭けをしようじゃないか」

赤ずきん「賭け…?」

雪の女王「旅が終わるまでで構わない、キミはもう子供じゃないと私に認めさせたらキミの勝ちだ。もしも最後までやはりキミは子供だなと私が思うなら私の勝ち。どうだい?」

赤ずきん「…あら?そんな賭けをしてもいいのかしら?私の勝ちが確定しているけれど」クスクス

雪の女王「それはどうだろうね、少なくとも現状では私の方が有利に見えるが?」フフッ


63: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/18(水)22:37:21 ID:QIE

赤ずきん「いいわよ、賭けましょう。私が負けたら私を凍りづけにしてあなたの宮殿のエントランスにでも飾ると良いわ」フフッ

雪の女王「ああ、それは楽しみだ。帰ったら早速台座を作っておくよ」フフッ

赤ずきん「…そろそろ裸王との約束の時間ね。雪の女王、また会いましょう。大人として頼るつもりはないけれど、仲間としてならあなたは信用しても良さそうだから」

雪の女王「ああ、仲間としてなら手助けはしてやろう。赤鬼、赤ずきんをよろしく頼むよ、なにしろまだ彼女は子供だから」クスクス

赤鬼「おう!雪の女王も達者でな」

赤ずきん「あなたは最後まで私を子供扱いして…いいわ、それじゃあこうしましょう」ガシッ

赤鬼「お、おい!それコーヒーだろ?お前苦いの苦手じゃ…」

ゴクゴクゴクッ カタンッ

雪の女王「へぇ…」

赤ずきん「ごちそうさま、雪の女王。これで少しは私が子供じゃないって納得できたかしら?」

雪の女王「フフッ、ほんの少しだけ納得したことにしておいてやろう。だがまだまだ足らないぞ?私はキミが大人になるのを楽しみにしておくよ」クスクス

赤ずきん「ええ、大いに期待しておきなさい。それじゃあね、雪の女王」

・・・


65: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/18(水)22:41:05 ID:QIE

店員「ありがとうございましたー!」

・・・

赤鬼「しかし、一時はどうなることかと思ったな」

赤ずきん「……」

赤鬼「だがなんとか旅は続けられる。雪の女王っていう頼れる味方も増えたんだ、結果的にはいい方向に転がったって事だな」

赤鬼「だがあれだけ大見得切っちまったからな、お互い頑張らないといけないぞこれまで以上にな」

赤ずきん「……」

赤鬼「じゃあまずは裸王の所に謁見に行くかー」

赤ずきん「ねぇ…赤鬼、雪の女王には内緒で…あなたにお願いしたいのだけど」

赤鬼「…どうした?」

赤ずきん「水をどこかで買ってきてくれないかしら…」

赤鬼「ん?」

赤ずきん「口の中と喉の奥が苦くて…耐えられそうにないのよ…」ボソッ

赤鬼「ああ、なるほどな…あんな見栄張るからだぞ。待ってろ、買ってきてやるから」ハッハッハ

赤ずきん「…お願いね、赤鬼」ケホケホ

・・・


67: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/18(水)22:49:32 ID:QIE

今日はキリの良いところでここまでです 続きは週末か来週頭か…

人魚姫出てくるのちょっと先になりそう

人魚姫編 次回に続きます


66: 名無しさん@おーぷん 2015/02/18(水)22:46:51 ID:Dp2

赤ずきんちゃんのイメージはオーディンスフィアのベルベットだわ


68: 名無しさん@おーぷん 2015/02/18(水)22:52:12 ID:SBz

へそ曲がりで頑固な赤ずきんちゃんに共感してしまうなぁ…

俺もブラックコーヒーは未だに飲めん(紅茶はオk)


70: 名無しさん@おーぷん 2015/02/18(水)22:57:25 ID:SBz

>>1さん乙です!!

赤ずきんちゃん、無理なくがんばれ!
そして赤鬼さん、ナイスガイ過ぎる…

次回楽しみにしてます


76: 名無しさん@おーぷん 2015/02/19(木)12:15:51 ID:qqY

よくよく考えたらかぐや姫って魔法具の宝庫じゃない?


77: 名無しさん@おーぷん 2015/02/19(木)12:31:55 ID:SSq

ブラックコーヒー飲み干してドヤ顔の赤ずきんちゃんのイラスト誰か描いてくれませんかね(チラチラッ


>>77
no title

最後のコマのオタフィンのセリフは創作ですが
実際甘々なコーヒーの方が美味い!


78: 名無しさん@おーぷん 2015/02/19(木)22:57:23 ID:ThJ


自分は子供じゃないと証明するために苦い液体を我慢してごっくんする赤ずきんちゃんか(意味深)


80: 名無しさん@おーぷん 2015/02/19(木)23:08:55 ID:mnc

乙!
赤ずきんちゃんかわええ


81: 名無しさん@おーぷん 2015/02/21(土)12:18:58 ID:xQp

乙、支援!
赤ずきんちゃん、楽しい


82: 名無しさん@おーぷん 2015/02/22(日)03:37:54 ID:dMH

支援保守
誰か早く雪の女王のイラストを…(チラッ)


>>82
no title

見た目プリキュア的な児童好き(意味深)女王様


90: 名無しさん@おーぷん 2015/02/22(日)18:04:16 ID:HAe

赤ずきんちゃんは灰原さんのイメージ
共にカッコかわいい
>>1さん、支援!


>>90
やっぱCV林原めぐみだよな!


>>92
いつも林原さんで再生されちゃいますね…

よく言われてる沢城さんも確かめてみます


108: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)21:25:02 ID:AlB

裸王の城 謁見室前

赤鬼「ふぅ…何とか時間には間に合ったな。金棒の布は緩んでない、外套は謁見室の中で脱いだ方がいいか…と、これで失礼はないぞ」

赤ずきん「あら、やっぱり気にしているのね?」

赤鬼「うむ、ああは言ったもののオイラのおとぎ話で迷惑かけたことをきちんと謝っておかないといけないからな…赤ずきんは大丈夫か?コーヒーの苦みは取れたか?」

赤ずきん「…ええ、チョコレートでごまかしているところよ。ところでこのことは雪の女王にはもちろんキモオタ達にも内緒よ?」

赤鬼「それは構わんが、それこそ気にしなくていいんじゃないか?」

赤ずきん「いいえ、どうせキモオタの事ですもの…コポコポ言いながら煽ってくるわよ、例えば…『ちょwwwコーヒーが苦いとか赤ずきん殿は子供ですなwww』…とか言ってくるのよ?耐えられないわよ、そんなの」

赤鬼「ハッハッハッ!確かに言ってきそうではあるけどな!そこでティンクがキモオタを叱るんだろ?」ハハハ

赤ずきん「笑い事じゃないわよ。彼は善人だけどあの煽りはものすごく屈辱なんだから」

赤鬼「【桃太郎】の時は賑やかでよかったよな。あいつら今頃どうしてんだろうな、うまくやってるといいけどな」

赤ずきん「問題ないでしょう、問題があればおはなしウォッチで連絡をよこしているはずだもの」

赤鬼「ちげぇねぇな…お、どうやら順番来たみたいだぞ」

兵士「ではー次の方ー!アカオニさん、アカズキンさんーどうぞー」

109: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)21:28:29 ID:AlB

謁見室

赤ずきん「失礼します」コンコンガチャ


ド ド ド ド ド ド ド ド ド


鬼神『ヌ…ッ!コノ気迫…裸ノ王…!!赤鬼ヨ、早急ニ我ヲ出セ…!』

赤鬼「……さて、外套を脱がねば」ファサ

鬼神『ヌゥ…貴様、神ナル鬼デアル我ヲ無視スルトハ…何処マデモ愚カナ奴ヨ…!』

赤鬼「鬼神、少し黙っていてくれ…」ボソッ

赤ずきん「お久しぶり、裸王」ニコッ

裸王「うむ!遅かったではないか!よくぞ来た!受付に『アカズキン』という署名があると大臣から聞いてお前達が来るのを待っていたぞ!」ムキムキッ

赤ずきん「あなたは相変わらず上半身裸なのね」

裸王「おお、裸であるのは当然だ!筋肉こそ我がアイデンティティ!自慢の筋肉に布を被せては美しさを誇示できぬわ!なんなら今ここでポージングを披露しても構わんぞ」ガッハッハ

赤ずきん「いいえ、遠慮しておくわ。謁見時間にも限りがあるもの」

裸王「そうか?それは残念だ!ガーッハッハッハ!」ポージング


110: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)21:33:00 ID:AlB

裸王「そしてお主は確か…赤鬼だったかな?」マッチョ

赤鬼「裸の王、オイラは赤鬼と申す者。以前、私のおとぎ話【泣いた赤鬼】では失礼な振る舞いを…」スッ

裸王「ガッハッハ!固いぞ固いぞ!柔軟運動が足りていないのではないか!?」マッスル

赤鬼「いや、しかし…あの時のオイラは悪しき鬼に肉体を奪われていた…とはいえ王に狼藉を働いたことは事実…!」

裸王「ふむ、そのようなすばらしい筋肉を持っていながら随分と繊細なのだなお主は…気にするでない、そのおかげで私もお主のような猛者と拳を交えることができたのだからな!
西洋の国王が日ノ本の鬼と手合わせする機会など本来ならば一生かけても巡り会えぬものよ」ガッハッハ

裸王「そういう訳だ!もうその件は言いっこ無しということにしようではないか!」マッスル

赤鬼「お、王がそう言うのなら…」

裸王「うむ!拳を交えた以上我等はもう仲間!堅苦しいのは無しだ!」ガッハッハ


111: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)21:34:49 ID:AlB

赤ずきん「ねぇ裸王、本題に入っても良いかしら?」

裸王「うむ!どうやら赤鬼の謝罪のためでもただ遊びに来たというわけでも無さそうだ、私に何か頼みでもあるのかね?」マッスル

赤鬼「実は来るべき戦いに備えてキモオタにティンク、赤ずきんは【シンデレラ】の魔法使いに新たな魔法具を作って貰うことになったんだ」

赤ずきん「そう、そして裸王にはその為に必要な鉱石を支援して欲しいのよ」

裸王「ほう!なんという鉱石が必要なのだ?」ムキムキッ

赤ずきん「種類は聞いていないけれど、必要なのは強度の高い鉱石という事だったわ」

裸王「なるほど…よし、わかった!心当たりのある鉱石をいくつか手配しておこう!我が国の鉱石はどれも上質だぞ!きっとお主等の力になるだろう!」マッスルポーズ

赤鬼「随分と頼りになる王だな、これだけ国が栄えているのも納得だ」ヒソヒソ

赤ずきん「屈指の善王よ彼は、上半身裸であることを除けばね」ヒソヒソ


112: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)21:39:58 ID:AlB

裸王「しかし、ティンクと赤ずきんが魔法具を手にするのは理解できるが…解せんのはキモオタだ!おそらくは今もだらしない肉体のままなのだろう?」ムキムキ

赤ずきん「ええ、そのとおりよ」

裸王「まったく嘆かわしい!研鑽も積まず力を手に入れようとは!」マッスル

裸王「まずは己の筋肉に磨きをかけることが優先ではないのか!!」ババーン

赤鬼「ふむ、確かにキモオタはもう少し体を鍛えるべきだな。体が資本なのは鬼も人間も同じだ」

裸王「その通り!赤鬼は理解してくれるか!男たるものまずは筋肉!そうでなければ始まらぬからな!ガッハッハ!」ムキムキ

赤ずきん「……」

裸王「おっと話がそれてしまったな!では数日の間は我が国に滞在すると良い、鉱石の手配はなるべく急がせるが…流石に今すぐにというわけにも…」

赤ずきん「そうしたいけれど…実は私達はもう次に行くところを決めているの。必要なのは鉱石だけではないから。だからそちらが一段落ついたらもう一度ここに来るわね」

裸王「そうか…一緒に食事でもと思ったが残念だ!」ムキムキ


113: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)21:48:06 ID:AlB

赤鬼「それと鉱石の礼だがどれくらいの値を用意すればいい?それも聞いておかないとな」

裸王「むっ?何を言ってるのだ!金など不要!私はお主等と違い旅にでることが出来ぬからな、これくらいの援助はさせて貰うぞ!もちろん、この筋肉が必要とあらばいつでも呼んでくれて構わんがな!」マッスル

赤ずきん「あら、申し出はありがたいけれど…高価な物もあるでしょう?無料というわけにはいかないわよ。お礼くらいさせて頂戴」

裸王「むむっ…いや本当に礼など……」

裸王「……しかし、お主等の気が収まらぬのならひとつ協力して貰おう!大臣よ、礼のアレを赤ずきん達に見てもらおうではないか」マッスル

大臣「あれを…いいのか裸王?恥になるのでは…」

裸王「何故だ?もちろん構わぬぞ!赤ずきんならば年齢的にも的確な意見が出せるだろうからな!」マッスルポーズ



……数分後



大臣「裸王、礼のアレだ」スッ

裸王「うむ、ご苦労!では赤ずきんよ、鉱石の礼というわけではないがこれを見て意見を聞かせて欲しい」ガサゴソ


114: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)21:55:17 ID:AlB

赤ずきん「私に見て欲しいもの?なにかしら」

裸王「うむ、知っての通り我が国には多くの旅人や観光客が訪れる。その者達は遠路遙々足を延ばしてくれたのだから思う存分楽しんで貰いたい!」ムキムキッ

裸王「出国時に記入を頼んでいるアンケートの結果ではおおむね満足して貰えているようなのだが、どうやら子供向けのお土産が少ないという意見が多いのだ」

赤鬼「そうなのか?土産物の菓子ならいろんな場所で売っていたのを見たぞ」

赤ずきん「お菓子ではなくて形として残る物を…という事かしら」

赤鬼「そういうことか、見るだけで旅の思い出が蘇るようなものだな?」

赤ずきん「硝子細工や貝殻のアクセサリーとかかしらね?」

裸王「うむそうだな、今までも鍛錬に最適な『裸王ダンベル』や、私も愛用している食器『ロイヤルマッスル』シリーズや、鍛錬のお供に欠かせない『裸王スポーツタオル』と豊富なラインナップを揃えていたつもりだ!
だが、確かに子供向けの商品は無かったのだ。
そこで王国では私が監修の元、子供向けお土産としてこんな物を作ってみた!」

スッ


115: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)22:01:42 ID:AlB

赤ずきん「……何なのこれ」

赤鬼「裸王の姿が彫刻された鉱石…いや、人形か?」

裸王「ただの人形ではないぞ!その名も『おしゃべり裸王くん』!特定の筋肉部分を強く押すことで私の音声が流れる!わざわざ友好国から国家魔術師を呼び寄せて作り出した自慢の品だ!鉱石も特別な物を使っているぞ!」マッチョ

赤ずきん「それを私にどうしろと言うのよ…」

裸王「まぁ待て、まずは『おしゃべり裸王くん』の性能を見て貰おう!上腕二頭筋の部分を押してくれ!」

赤ずきん「じょうわんにとう…?そんな知ってて当然というように言われても困るのだけど。ここかしら?」グイッ

シーン

裸王「おいおい、そこは上腕三頭筋だろう!マッスルジョークかね?ガッハッハ!」ポージング

赤ずきん「……赤鬼」ポイッ

赤鬼「上腕二頭筋ってぇと…ここだろ?よっと」グイッグイッ


ワガナハラオウ!トモニキンニクヲキタエヨウゾ!

マッスルラリアーット!


赤鬼「……凄いな」

赤ずきん「…凄まじい魔法の無駄遣いじゃないの」

裸王「魔術師も目を丸くしておったわ!ガッハッハ!」ムキムキ


116: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)22:06:17 ID:AlB

裸王「しかしだな、実はこの『おしゃべり裸王くん』旅人や観光客にはまったく売れぬのだ!国民達は喜んでくれたのだがな。赤ずきんには君の年齢の目線でこれの改善案を出して欲しいのだ!どこか直した方がいいところはあるか?」マッチョ

赤ずきん「どこもなにも…鉱石の彫刻人形なんて子供は欲しがらないわよ」

裸王「ほう、なるほどな!メモしておこう!」マッスルメモ

赤ずきん「人形を作るならせめて布製になさいな、ぬいぐるみならまだ希望があるんじゃないかしら?そうね、こう…裸王をモデルにかわいいキャラクターを作ってみるとか、手段はあるでしょう」

裸王「ぬいぐるみ…!なんという斬新なアイディア!その線でいこうではないか!」ババーン

赤ずきん「…参考になったのなら良かったわ」

大臣「裸王、そろそろ時間だ。次の謁見希望者が待っている」

裸王「なんと、楽しい時間はあっという間だな!では赤ずきんと赤鬼よ、必要な鉱石はきちんと手配しておこう!旅に出るのなら我が王国の市場でいろいろと買い揃えていくと良いぞ!」マッチョ

赤鬼「そのつもりだったんだがな……」チラッ

赤ずきん「会うと気まずい相手が居るから向こうの世界へ行ってから町に寄ることにしたのよ。直接海へ行きたかったのだけど…下手に町をうろついて雪の女王に会いたくないもの、少なくとも今はね」


117: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)22:08:37 ID:AlB

裸王「そうかそうか!今日は実に貴重な意見をありがとう!気をつけて旅を続けるんだぞ!」ムキムキ

赤ずきん「ええ、もちろん。それと、この人形は返しておくわね」

裸王「それには及ばぬぞ!せっかくだからな、すばらしい意見をくれた赤ずきんにプレゼントだ!ガッハッハ!」マッチョ

赤ずきん「……正直、困るのだけど」ボソッ

赤鬼「…さ、さぁ行こうか赤ずきん!裸王、それじゃあオイラ達はこれで!」

裸王「うむ、また会える日を楽しみにしているぞ!」マッスルポーズ

赤ずきん「ええ、それじゃあね裸王。鉱石の手配引き受けてくれてありがとう。行くわよ、赤鬼」

赤鬼「おう!」

赤ずきん「…ずきんよずきん、私達を『人魚姫』の世界へ連れて行って頂戴」



ヒュン


118: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)22:14:20 ID:AlB

人魚姫の世界 町外れの丘

ヒュン

赤鬼「ここがおとぎ話【人魚姫】の世界か…ちょうど良いところに出たな、この丘からなら辺りの様子が一望できる」ドスッ

赤ずきん「そうね、立派な城と城下町…大規模な港があるところを見ると漁業や貿易で富を築いたのかしらね」スタッ

赤鬼「そうだな、船も多く停泊しているからな…だが、どうも引っかかるぞ…」

赤ずきん「あら?どうしたのかしら、何か気になることでもあるの?」

赤鬼「これだけ大規模な港だってのにどうも港の人の動きがまばらなんだよ。オイラが居た国でも漁港ってのはあったんだがもっと活気があったぞ?大きな船もあるってのに、不自然じゃねぇか?」

赤ずきん「私の住んでいた所には海は無かったからよくわからないけれど…確かにそう言われてみれば不自然かもしれないわね」

赤鬼「このおとぎ話は人魚が主人公なんだろう?もしも海に何か異変があるならまずいんじゃねぇか?」

赤ずきん「そうね、この【人魚姫】のおとぎ話において海は重要な舞台になってくる。あの人気の少ない港が物語の進行に関連がなければいいけれど…」


119: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)22:15:52 ID:AlB

赤ずきん「ここで考えていても始まらないわね、まずは食料や道具の調達をしたいから町へ行きましょう」

赤鬼「町へ行けば何かわかるか…市場なら人の出入りも多いから情報も手に入るな、よし行くか」

赤ずきん「ちょっと待って頂戴、ひとつ確認しておかないといけないことがあるのよ」

赤鬼「ああ、【人魚姫】の物語の内容だろ?オイラはわからないからお前に聞こうと思っていたんだよ」

赤ずきん「…それもだけれど、別の事なの」

赤鬼「別の?なにか確認することなんかあったか?」

赤ずきん「このおとぎ話は人魚の物語、場合によっては私達も海へ入ったり泳いだり潜ったりしないといけないのだけど…あなたは泳げるわよね?」

赤鬼「まぁそうだな、普通の鬼程度には泳げるぞ?一応普通の人間よりは早いし息も長く続く」

赤ずきん「そう、あなたが泳げるのなら問題ないわね」


120: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)22:19:30 ID:AlB

赤鬼「…赤ずきん、お前はもしかして泳げないのか?」

赤ずきん「…あら、どうしてそう思うのかしら?」

赤鬼「…いや、なんとなくなんだが」

赤ずきん「……」

赤鬼「……」

赤ずきん「……今まで泳ぐ必要がなかっただけよ」プイッ

赤鬼「ま、まぁ住んでた場所の近くに海や川が近くにないなら泳ぎが分からなくたって恥ずかしくないだろ、気にする事じゃねぇよ赤ずきん」ポンポン

赤ずきん「気にしてなんかいないわよ。頭をポンポンするのはやめなさい。ただ、この事でまたあなたの足を引っ張ることになってしまうのは避けたいの。だから私は海へは入らない。そのつもりでいてほしいの」

赤鬼(鬼ヶ島での一件を随分と気にしてるんだよなぁ、赤ずきんは。気にするなと言ってもこいつの性格じゃあ逆効果か…)

赤鬼「おう、わかった。ところで赤ずきん、さっきも言ったがオイラは【人魚姫】の内容を知らないんだ、教えてもらえるか?確か、悲しい結末なんだよな?」

赤ずきん「ええ、町へ向かいながら教えてあげるわね。【人魚姫】がどんなおとぎ話なのかをね」


121: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)22:21:35 ID:AlB

赤ずきん「まずは人魚についてだけど、あなたの国にも人魚の伝説はあったのよね?」

赤鬼「伝説というか噂だな、上半身は人間で下半身は魚…あとは嘘か誠かその肉を食うと不老不死になる。その程度の知識しかないぞ」

赤ずきん「不老不死の真偽はさておき、外見においては概ねその認識で構わないわね。他の特徴としては…水中ではどんな魚や海獣よりも高い敏捷性を持ち、女性の人魚は竪琴を奏でたかのような美しい声を持っているそうよ」

赤鬼「ほう、それでどんな内容なんだ?このおとぎ話は」

・・・

人魚姫

ある海の底には人魚の国がありました。
その人魚の国の王様には六人の美しい娘がいました。
特に末娘の人魚姫は姉妹の中でも一番の声を持っていました。

人魚姫が十五歳の誕生日の夜に海から顔を出すと、そこには立派な船が浮かんでいました。その船は陸にある国の船で、その国の王子様が乗っていました。
しかし、その船は難破してしまい多くの人々と一緒に王子様は海の中へと沈んでいきます
人魚姫は気を失った王子様をなんとか助け出して陸まで運びます。しかし人魚は陸に上がることが出来ず、そして人間に姿を見せてはいけないのです。
人の気配を感じた人魚姫は王子が息をしている事に安心すると海の底へと帰って行きました。

王子様は近くの町に住む娘に介抱されて元気を取り戻しました
しかし王子様に恋をしてしまった人魚姫は王子様にもう一度会いたいと願い、海底に住む魔女を訪ねました。

事情を聞いた魔女は人魚姫に人間になれる薬を差し出しました。
ただしそれは人魚姫の美しい声と引き替えであるうえに、王子様が人魚姫以外の女性と結婚してしまうと人魚姫は泡となって消えてしまうという薬でした
けれど人魚姫は自らの声を差しだし、薬を飲むことにしました。

人間の姿を手に入れた人魚姫は王子様と再会しました。
口のきけない人魚姫に対して優しい王子様はまるで家族のように接してくれました。
しかし、あの日王子様を介抱した娘が見つかると王子様は喜んで娘に結婚を申し出ます
人魚姫は本当のことを言いたくて仕方がありませんでした

けれど彼女はもう喋ることが出来ません

王子様の結婚が迫ったある日、人魚姫のお姉さんは彼女に一本の短剣を手渡します
それはお姉さんが自らの美しい髪の毛と引き替えに魔女から手に入れた短剣で、それで王子を刺し殺してその血を浴びれば人魚姫にかけられた魔法は解けるのです。

人魚姫は意を決して、短剣を握りしめて王子の元へと向かいますが彼にそれを振り下ろすことが出来ませんでした

結婚式の翌朝、人魚姫はその身を海へと投げだしました
泡となって消えた人魚姫はやがて空気の精となりそのまま天へと昇っていきました

おしまい

・・・


122: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)22:26:52 ID:AlB

赤ずきん「と、このような内容よ。赤鬼…」

赤鬼「うおおおぉぉぉぉ!!」ボロボロ

赤ずきん「ちょっと落ち着きなさいな、ただでさえ真っ赤なずきん被って長物持っている私と、布を巻いた武器を担いだ大柄で外套姿のあなたは凄く目立つのよ?その上騒いだりしたら……」チラッ

すれ違った旅人「……やべっ」フイッ

赤ずきん「ほら、ものすごく警戒されているじゃないの。これ以上悪目立ちするわけにはいかないわ」ヒソヒソ

赤鬼「でもなぁ…このおとぎ話悪い奴なんか居ねぇじゃねぇか!マッチ売りの親父や大悪鬼みたいな奴は居ねぇんだぞ?魔女はちょっと優しくしてやれよと思うけどな、でも王子も娘も人魚姫も悪くねぇじゃねぇか…!なんでこんな終わり方になるんだ!」

赤ずきん「まぁ、そうね。あなたの気持ちは分かるわよ。ちょっと種族が違って…少しだけ真実がねじ曲がって…人魚姫は恋破れて泡となって消える。切ないわよね…」

鬼神『フン、我ニハ理解デキヌナ。ソノ人魚ノ娘モオ前ト同様二人間ナドトイウ生物二ウツツヲ抜カスカラコウナッタノダ。ソノウエ命ヲ落トスナド愚ノ極ミヨ』クックック

赤鬼「うるさいぞ鬼神…!お前にはわからねぇのか!人魚姫の苦しみg」

赤ずきん「いいから落ち着きなさい!鬼神の声はあなたにしか聞こえないのよ?私は事情を知っているから良いけれど周囲から見れば完全な不審者なの、ここで警備兵にでも目を付けられたら動きにくくなるでしょう?」

ヒソヒソヒソヒソ

赤鬼「た、確かにそうだよな…すまん」

赤ずきん「分かってくれればいいのよ。でもこれで理解してくれたかしら?【人魚姫】の物語を」


123: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)22:45:03 ID:AlB

赤鬼「ああ、わかった。現実世界の人間にとってはおとぎ話でもオイラ達おとぎ話の住人にとっちゃあこれが現実だからな。どうにかしてやりたい気持ちがでてきちまうが…」

赤ずきん「分かっていると思うけれど…」

赤鬼「結末を変えることが出来ねぇのは分かってる。これは【マッチ売りの少女】の時と同じだもんな」

赤ずきん「ええ、このおとぎ話の結末は『人魚姫が泡になって消える』事。それを防いで人魚姫の恋を成就させればこの世界は消滅してしまう、この世界を守るのなら人魚姫が泡になってしまう。両方救うことは出来ない。…残念だけど割り切らなければいけない所よ」

赤鬼「……」

赤ずきん「…私だって口では言っているけれど、割り切れるとは思えないわよ」ボソッ

赤ずきん「でもね、私はやっぱりおとぎ話を消したくない。世界が消えてしまったら何も残らないでしょう。楽しい記憶もつらい思い出も頑張った事も、友達や家族や尊敬する人も大好きな場所も全てよ?」

赤鬼「そりゃあ、オイラもそうなっちまうと辛いな…」

赤ずきん「【シンデレラ】の魔法使いに教えて貰った【赤ずきん】の内容はこうだったわ。悪い狼にそそのかされた私がおばあちゃんを巻き込んで食べられたところを猟師さんに助けられる。初めて聞いたとき笑ってしまったわよ?
だって、貧しい暮らしをしたわけでも、国民が父親に殺されるところを見たわけでも、種族の違いに悩んだわけでも、寒空の下で孤独を感じたわけでも、数奇な出生を悩んだわけでもない」

赤鬼「おいおい、お前のおとぎ話だろ?そんな風に言うのは…」

赤ずきん「でもね」


124: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)22:58:49 ID:AlB

赤ずきん「馬鹿な子供がまんまと騙されておばあちゃんや猟師さんに迷惑かけるだけのこんな物語でもね、あの世界は私のおとぎ話なのよ。そしてもう私しかあの世界のことを知っている人間はいない」

赤鬼「……」

赤ずきん「前にも言ったけれど、今更私はあの世界に戻れないし取り戻そうなんて思わないけれど…幼い頃から自分が生活して見聞きしそして色々なことを感じた世界がなくなってしまう。そんなの寂しいでしょう?」

赤鬼「……」

赤ずきん「もしも、私がおとぎ話の事情を知っていて…例えば【赤ずきん】の結末が『猟師さんが助けに来ず、狼に食べられた赤ずきんは死んでしまう』という結末だったとしても、私は自分の世界が消えてしまうくらいならその運命を受け入れたいと思うもの」

赤鬼「なぁ…赤ずきん、お前の覚悟も決意も理解できるけどな。もうちょっと肩の力抜かないか?もうお前は一人で旅してるんじゃねぇんだぞ?」

赤ずきん「……」

赤鬼「…な?女王とも約束したろ?ちゃんと出来るところみせねぇと、もうちょっと余裕そうにしてやろう。な?」

赤ずきん「そうね。余裕で旅をした方が、雪の女王も私を認めざるを得ないでしょうしね。ありがとうね、赤鬼」フフッ


125: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)23:08:39 ID:AlB

町 入り口付近

ざわざわ

赤鬼「さて、到着したぞ。どうやらそこまで暗そうな雰囲気って事はねぇが…」

赤ずきん「とりたてて活気があるとも言えないわね、こんなに大きな町なのに」

赤鬼「そうだな、丘の上でのあれは気のせいだったか?」

赤ずきん「どうかしらね、まずは市場の方へ向かいましょうか」


ドタドタドタドタ


おっさん達「うおおおぉぉ!どいたどいたー!そこの赤い嬢ちゃんとマントのおっさん!邪魔だぞ!」ガラガラガラガラ

赤鬼「おっさん…」ガーン

赤ずきん「何かあったのかしら?他にも何人か慌てて町を出て行くけど…」

旅の若者「どうやら南にある海岸に死体があがったらしいよ?だからそれを回収というか確認というか引き取りにいくんだろうね。聞いた話だけどね」

赤ずきん「海岸に死体が打ち上げられた…?どういうことかしら」

赤鬼「すまねぇが詳しく聞かせて貰おうか」

旅の若者「うん、構わないよ。聞いた話で構わないならね」


126: ◆oBwZbn5S8kKC 2015/02/24(火)23:11:30 ID:AlB

今日はここまで 体調回復しました すまんかった

後半ちょっと書きためてなかったとこ書き足して遅くなってしまった
でも書きためは続けるんでまた貯まったら予告する

人魚姫編 次回に続きます


127: 名無しさん@おーぷん 2015/02/24(火)23:18:34 ID:OyC

乙!!!
今回も面白かった!


129: 名無しさん@おーぷん 2015/02/24(火)23:26:52 ID:bcE

乙です!
楽しみに待ってます!!


130: 名無しさん@おーぷん 2015/02/25(水)00:27:30 ID:8pC

乙!
裸王はやっぱり最高のキャラだなwww


131: 名無しさん@おーぷん 2015/02/25(水)07:10:11 ID:zv9

ちょいと思ったんだが宮沢賢治の童話ってノーカンかな?
一つの話じゃなくイーハトーブの世界って括りにすれば色んなキャラ出せるし。

風の又三郎とか銀河鉄道の夜とかグスコーブドリの伝記とか大好きだから是非出して欲しい!

1さんダメですかね(^_^;)


>>131
宮沢賢治の童話いいよね、ちょっとメインにはできそうに無いけど…
期せずして動物の体調良くしてる彼とかはなんとか絡めたいなとは思ってる。あと某料理店の下っ端山猫のあいつらは良いキャラだから使いたい

こうやって好きな作品書いてくれる人見ると嬉しい反面
アリスドロシーが消しちゃってたり消す予定だったりすると凄まじく申し訳ない


132: 名無しさん@おーぷん 2015/02/25(水)10:43:25 ID:fAg

オカマな人魚姫を見てみたい


>>132
姫の定義とはなんなのかwww

人魚姫はもうちょっとで出てくるはずだからどんなキャラかはお楽しみで


134: 名無しさん@おーぷん 2015/02/25(水)19:11:47 ID:0eL

乙!キモオタ不在で思ったんだが

少年漫画の人気投票とかで主人公なのに3位とかの奴いるじゃん?
キモオタはなんかそんなイメージ


135: 名無しさん@おーぷん 2015/02/25(水)22:56:28 ID:VfI

(これ出して欲しいおとぎ話書いたら出してくれるのか?)


>>135
いくつかのおとぎ話はもうメインにすることが決まってるから敢えて出してないってのもある、薄々気がついてると思うけど。

とりあえず好きなの教えてくれたら何らかの形で登場はさせられるかも。
ただ、ちょい役だったりアリスドロシーに消されるみたいな扱いかも知れないけど…

ちょうど良いので皆の好きな(あるいは出してほしい)おとぎ話聞いてみたい
絶対出すって約束できないからしどんな扱いになるかは分からないからそれでも良いならだけどwww


138: 名無しさん@おーぷん 2015/02/25(水)23:24:02 ID:KoT

登場タイトルまとめ

ピーターパン→消滅
シンデレラ→無事
裸の王様→無事
王様の耳はロバの耳→消滅
こびとの靴屋→無事
泣いた赤鬼→無事
赤ずきん→消滅
一寸法師→消滅
かぐや姫→無事
舌切り雀→不明
蛙の王子→無事
石のスープ→無事
わらしべ長者→無事
桃太郎→無事
マッチ売りの少女→無事
眠り姫→無事
人魚姫→無事。赤コンビいまここ
おやゆび姫→無事
幸福な王子→無事
青い鳥→不明
オズの魔法使い→不明
不思議の国のアリス→無事(ミチルが代役)
ハーメルンの笛吹き男→消滅
狼と七匹のこやぎ→消滅
雪の女王→無事
アラビアンナイト→無事
ラプンツェル→無事
三匹のくま→消滅
三匹のこぶた→不明
船乗りシンドバッドの冒険→無事
アリババと40人の盗賊→無事
ヌレンナハール姫と美しい魔女→無事
アラジンと魔法のランプ→無事(強力な結界有り)
ヘンゼルとグレーテル→不明
かもとりごんべえ→無事


141: 名無しさん@おーぷん 2015/02/26(木)02:29:33 ID:NxE

そういえば金太郎がまだ出てないな。

個人的には賢治童話かなぁ。
耳なし芳一はおとぎ話枠なら出て欲しい。


142: 名無しさん@おーぷん 2015/02/26(木)11:21:16 ID:UK0

赤ずきんと赤鬼コンビもいいもんだなあ
口調から十代中盤から後半の女の子をつい想像するが12歳なんだよな赤ずきん
ティンクとキモオタもだけどこの凸凹感がいい


>>142
俺は嘗められない為に大人っぽい口調にしてるっていう雪の女王の説を支持してる


144: 名無しさん@おーぷん 2015/02/26(木)15:50:08 ID:Oma

長靴を履いた猫も出してほしい!


145: 名無しさん@おーぷん 2015/02/26(木)16:09:07 ID:7AL

個人的にさるかに合戦は思い入れがあるなぁ


147: 名無しさん@おーぷん 2015/02/26(木)21:09:49 ID:Xku

キモオタとティンクがおいしいもの食べてるとこすき


148: 名無しさん@おーぷん 2015/02/26(木)21:32:50 ID:xO3

白雪姫が好き
キモオタが毒リンゴを食べてしまったら女性キャラが口づけすることになるんだろうか…


>>148
恋人がいない女キャラは赤ずきんとティンクしかいないから、まあここは裸王だろう(錯乱)


153: 名無しさん@おーぷん 2015/02/27(金)01:35:09 ID:LhA

そう言えば最初オナホの宅配便が出てたな。
キモータがティンクの体をいじってほすぃ





次の話
シリーズ
人魚姫編2




キモオタ「ティンカーベル殿!おとぎ話の世界に行きますぞwww」六冊目
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1424001836/
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