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提督「龍驤の胸がEカップになっただと…!!」第七部

シリーズ
提督「龍驤の胸がEカップになっただと…!!」 第一部
提督「龍驤の胸がEカップになっただと…!!」 EX1
提督「龍驤の胸がEカップになっただと…!!」第二部
提督「龍驤の胸がEカップになっただと…!!」 EX2
提督「龍驤の胸がEカップになっただと…!!」 第三部
提督「龍驤の胸がEカップになっただと…!!」 第四部
提督「龍驤の胸がEカップになっただと…!!」 第五部
提督「龍驤の胸がEカップになっただと…!!」 第六部
提督「龍驤の胸がEカップになっただと…!!」 第七部
提督「龍驤の胸がEカップになっただと…!!」 第八部
提督「龍驤の胸がEカップになっただと…!!」 最終話1
提督「龍驤の胸がEカップになっただと…!!」 最終話2





541: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/14(火)22:09:17 ID:3IF

マルゴーマルマル
青葉「提督、安らかに眠ってくださいね」

そこに提督は埋まっていない
ただ簡素な墓と私がこの前の飲み会で撮った提督の写真が飾られているだけ
墓は親方と建姫の方々が準備してくれたらしい
昨日は酒を片手に最後の別れをしていた

昨日の戦闘が嘘のようだ
空は提督を迎え入れるように雲ひとつない快晴
そして海はいつもより穏やかに見える

私の役目はこのカメラでこの鎮守府のことを記録すること
だから最後までその仕事を全うし先に逝った提督へご報告しようと思います

艦これSS第七部「提督のいなくなった鎮守府ー青葉の手記ー」

引用元:open2ch
542: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/14(火)22:55:33 ID:3IF

マルゴーサンマル

青葉「そろそろ夜明けですね」

長かった夜が終わる
私はいつからここにいたんだろうか
たぶん長い間提督の眠っていないお墓と会話していた
飲み会のこと、みんなでいった買い物や鷲羽山のこと
そして私が提督に言えなかった私の気持ち

青葉「青葉、行ってきます」
工廠のほうでいつものように働く妖精さん達が見えた
あれから各々の時を過ごした艦娘たちも動き出す時間だろう
私の仕事もこれからが本番
提督のいない鎮守府の長い一日が始まる


543: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/14(火)23:15:12 ID:3IF

マルロクマルマル
呉に行っていた潜水艦部隊が帰還する
心苦しいが事の顛末を告げ現実を受け入れてもらう

168「そんな…司令官が…」
イムヤはそんなことありえないと言わんがばかりの表情だ

168「そうよ、どうせ司令官のわるふざけなんでしょ、そうなんでしょ?」
その問に無言という返答が返ってくる
提督の死
頭では理解しても受け入れれるかは別の話だ
結局そのままイムヤは無表情で崩れる
まるゆとろーは二人で抱き合って泣いている
ろー「提督…舞鶴の温泉、連れて行ってくれるって、約束したのに…」

まるゆ「隊長ぅ…」

401と8は他のメンバーと違って泣いてすらいない

401「提督のいない鎮守府に意味なんかない」

401「でも最後のお別れはちゃんといっておかないとね」

8「私も行こうかな、みんなも一緒にね」

他の4人の腕を引っ張って私の教えた提督の墓に向かっていく
どの横顔から水滴のようなものが流れている
強がってはいるが、精神的に幼い潜水艦たちには相当こたえるだろう


544: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/14(火)23:32:58 ID:3IF

マルロクサンマル
飲み会会場が騒がしい
覗きにいくとまだ日があまり出てないこの時間から戦術部のメンバーを
中心に提督の葬式の準備が始まっていた
その場にいた全員が目を真っ赤にして暗い表情で黙々と作業している
戦術部は元々提督に憧れ追いつこうとしたのが発足理由
故に鎮守府でも提督を慕い尊敬する艦娘が大勢入部している部活
夜の間は各々泣いて過ごしたのだろう
矢矧「提督がいなくたってちゃんとできるとこぐらい見せないと安心して提督がいけないしょ」
っと不在中の部長に変わって檄を飛ばす矢矧だが目が死んでいる
おそらくまだ心の整理が済んでいない
いや、鎮守府の艦娘全員がそうなんでしょう
葬式とは言わばその人が死んだことを受け入れるための儀式
誰かがやらないといけない
いつもは騒がしくムードメーカーである加古や阿武隈まで暗い表情で
無口で準備を進めている
その傍らで妖精さんが両手に旗をパタパタと振り回して応援している
妖精さんたちには悲しいという感情はないのだろうか?
それとも提督が死んだと理解できていないのだろうか

私が最高のベストショットだと思っている提督の写真を遺影用に部員に渡す
その写真を見て再び数人が泣き始める

加古「本当に死んだのかよ…あの変態ヤローがそんなあっさり」

瑞鳳「もう…私の玉子焼きを美味しいって言ってくれる提督は…ヒック」

ここにいてはもらい泣きしてしまそう
私は逃げるように葬式会場をあとにした


545: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/14(火)23:48:43 ID:3IF

マルナナマルマル
妖精さんが準備してくれた食事を提督の墓でとっていると会場に複数の人影が
何故か妖精さんが私の横で人影に向かってライトをつけたり消したりしている
妖精さんというのは本当に気楽な生き物なんだなと再認識する

人影の正体はトラック島で作戦準備をしていた初雪率いる第二艦隊と
呉強襲を伝えに行った長月率いる駆逐艦だ

初雪「…長月」

長月「あれを見ればわかる」
と短い会話を交わして二人は私の話を聞かずに司令室に向かった
初雪は提督代理であり長月は戦術部部長でいわば副指令のようなものだ
おそらく鎮守府の惨状と漂う空気から全てを察したのだろう
提督不在な今二人は悲しむ暇もなく感情を押し殺して提督業を始めるのだろう
そうでなくてはこの鎮守府は終わり
いや、もしくはもう終わったのかもしれない


546: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/15(水)00:03:09 ID:8tD

天龍「死んでもいい、俺は奴らに特攻を仕掛ける!!」

龍田「ダメよ!天龍ちゃんまで行ったら私は…」

案の定事の顛末を聞いた天龍は師匠のカタキと今にも飛び出しそうだ
それを止める龍田もいつものような間延びした口調もしなければ
天龍まで失う恐怖から泣きながら止めている

若葉「提督が死ぬはずがない、死ぬはずがないんだ!」
いつもの落ち着いた口調はどこへやら
若葉が葬式場に向かって走って行く

曙「ど、どうせいつものイタズラでしょ!」
強がって入るが声が震えている

雪風「雪風も…そんなの信じません!」

叢雲「そうよ!あれが死ぬなんて嘘に決まってるわ!」
他の駆逐艦たちも若葉に続いて飛び出していく

駆逐艦も精神的に幼い子が多い
現実を受け入れられないのだろう


547: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/15(水)00:12:33 ID:8tD

山城「お姉さま!お姉さま!」
山城も慌ただしく港をあとにする
それはそのはず
扶桑は入渠して一命を取り留めたとはいえ少しでも遅れれば轟沈していた
瀕死の重傷だ
こればかりは入渠で治すことができる艦娘であったことに感謝しなければ
おそらく、いや、間違いなく人間なら死んでいた

五十鈴「そう…自分が死んでも艦娘は誰一人轟沈させなかったのね…」

ビスコ「アトミラール…本当に立派な人だったわ…」

この二人は達観しているというか…悲しいのは悲しいのだろうが
他の艦娘たちよりも落ち着いている
この状況では心強い


548: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/15(水)00:26:26 ID:8tD

マルナナサンマル
葬式会場の準備があらかた整ったと聞き訪れてみる
大きく拡大して現像された提督の遺影の前には多くの花が供えられていた
既に何人かが訪れていたようだ
168は部屋の片隅で呆然と立ち尽くしていた
目に光はない、完全に思考停止に陥っている
そして花の前で泣きじゃくる駆逐艦たちの姿が哀愁をより一層漂わせる

雪風「しれぇ!しれぇ!そんなのいやです!雪風を置いて行かないでください!」

若葉「こんなのって、ない」

曙「私、まだ提督にありがとうって言っていない!!!!」

曙「鎮守府も提督も大好きなのに最後まで言えなかった!!」

曙「返事してよ提督!生きてるっていってよ!!」

私達はすごく提督に依存していたんですね
いなくなってはっきりとわかります

もう泣かないと決めたのに…私まで涙が止まりません
本当に死んでしまったんですね


550: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/15(水)02:52:12 ID:8tD

マルハチマルマル

ついに艦娘の中に後追い自殺を図ろうとするものが現れる
摩耶「未練なんてない…もう…だから最後は提督と同じ場所で」

自分の主砲を頭に突きつけて自殺しようとした摩耶を止めたのは
たまたま提督のために花を摘みに来た飛鷹、千代田、千歳の三人だった

摩耶「離せ!提督がいない世界なんて考えられないんだ!!」

飛鷹「それは私達だって同じよ!でもあんたまで死んだら皆悲しむでしょ!」

千代田「そうよ!絶対死なせないから!」

遅かれ早かれこういう事態が起きるのはわかっていた
おそらくこの事態はまだ始まりに過ぎない
これから同じように提督を追って自殺しようとする艦娘が出る
幸いなことに、その筆頭であろう扶桑はまだ目を覚ましていない
そして嫁艦たちは護衛として初雪たちは別れ呉に向かった

私の仕事の1つはこういう無理をしようとする艦娘を止めること
こうやって巡回していれば偶然にも止めれるかもしれない
何より提督はそういう事態を望むはずがない
だって、誰よりも、艦娘たち以上に、数いる提督たちの中で
一番艦娘を大事にしていたから


552: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/15(水)03:08:26 ID:8tD

マルハチサンマル

長月「重巡青葉に告ぐ、至急司令室に出頭せよ」

鎮守府全体に長月の声が放送でこだまする
呼ばれたようだ、行かなくては

足早に司令室に行くと長月と初雪が海図と睨めっこしながら神妙な面持ちで会議をしていた

青葉「青葉、出頭しました」

初雪「…おつかれ」

長月「ご苦労だった」
二人は普段と変わらない素振りでこちらに接してくる
二人共駆逐艦なのにわたしなんかよりも精神的に強いのだろうか
それとも葬式は忙しさで悲しむ暇さえ与えないというあれだろうか?

長月「悪いがヒトフタマルマルから艦娘全員で映画室で今後の会議を行う」

初雪「…忙しいと思うけど…通達…よろしく」

飲み会然り会議然り、その役目はいつも私の仕事だ
どうやら私も悲しんでる暇はなさそう

青葉「でもこない艦娘もいると思いますよ」
実際ショックで自室に引き篭もってしまってる艦娘も多数いる
今後の会議などでるはずがない

長月「提督がいないからな、まぁ放送も行なう、集められるだけ集めてくれ」


553: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/15(水)03:59:15 ID:8tD

マルキュウマルマル
神風「青葉…さんでしたよね?」

昨日の戦闘で親方が連れてきた見知らぬ艦娘、それと白衣を着た男が一緒だ
親方が連れてきて提督とも面識がある
おそらく青葉がずっと探っていた提督の前職の関係者であろう

博士「すまない、工厰の位置が分からなくて困っていたところだ」

神風「まさか研究施設跡地がマンガ置き場になってるとは思いませんでしたね」

博士「地下は昔通りだが地上部分はあの戦闘で焼失したのだろうな」

私も丁度明石に会議のことを伝えようと思っていたところだ
一人で行くのも三人で行くのも変わらない


554: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/15(水)15:37:03 ID:8tD

明石「青葉、どうしたの?」
目が赤いですよ
ずっとここで泣いていたのですね

明石「私は結局提督の期待に答えることができなかった」
工厰の奥にあるのはProjectfutureで開発されていたものだ
今では廃棄予定なのか他のガラクタと一緒に並んでいる

明石「あと一歩…あと一歩だったのに…これさえ完成していれば…」

ふらふらとそれに近づいていく明石
片手には解体用のハンマーが握られている

明石「こんなものをぉぉぉぉぉぉ!!」

振り下ろされるハンマー
その腕を掴んで破壊を止めたのは神風だった

神風「これは人類の希望、破壊させるわけに行きません」

博士「よく止めた、神風」

遅れてきた博士もようやくついたようだ


555: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/15(水)15:48:16 ID:8tD

博士「コレを作ったのは君か?」

明石「…そうです」

博士「僕の残した設計図からよく完成させた」

明石「…完成なんてしていません、これは欠陥品の失敗作です」

博士「何を言ってるのだ、君は」


博士「これで『完成している』」

明石「え?」

博士「あとは僕があっちで作り上げた改造プランを実行するのみ」

明石「でも、もうこれが完成したって」

提督が死んでは意味が無い

水ぽん「ただいまー、刃付マルチポンププライヤーに進化して帰ってきたよー」

みおり「3Dプリンターみおり、コウジョウチョウに呼ばれて参上したでござる!」

博士「神風、熱々のコーヒーとエナドリを準備してくれ」

神風「分かりました、すぐにお持ちしますね」

博士「この完成品を完全版に改造する、全員、僕に手伝ってもらうよ」

明石「…何もしないよりは…マシかな」


556: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/15(水)15:59:25 ID:8tD

マルキュウサンマル
部室地下三階に侵入者ありの警報が流れる
昨日の今日だ
もしかしたらこっそり深海棲艦が潜り込んでいたのかもしれない
ビスマルクと五十鈴に随伴してもらい確認に行く
地下三階
ここから地下二階より下は提督以外だれも知らない未知の空間である

社長「三年か、我が留守にしていた間に随分と機器が進化したものよ」

春風「今まで剣と魔法の世界でしたからね」

社長「まずはシステムを立ち上げよ」

春風「わっちにお任せください」

侵入者の正体は提督のお知り合いのようです
全く人騒がせな


557: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/15(水)16:10:07 ID:8tD

社長「苦しゅうない、入口から覗き込まずに入ってくるが良い」

気づかれていたのですか
三人で中に入るとこれは…スーパーコンピューター?
実際みるのは初めてですがまさかコノようなものが鎮守府にあるとは

春風「システムの立ち上げ完了、起動します」

社長「許可する」

ウィイイイイイイイイイインっという甲高い機械音が室内に響く
同時に大量に並べられたモニターに様々な情報が映し出されていく
これは、鎮守府の情報から各艦娘の所在、近隣海域のリアルタイム映像まで

社長「さすがは提督であるな、全ての機能が復旧しているではないか」

モニターには一部鎮守府内の映像が写されていた
朝潮が修練所で体育座りしながら泣いている
図書館では巻雲が布団にくるまっている寝ている
泣きつかれて寝てしまったようだ


558: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/15(水)16:23:48 ID:8tD

ヒトマルマルマル
私と社長は情報屋ということで話が合った
おかげで提督や鎮守府が出来る前の与島の過去話など色々と聞くことができた
またここに戻ってきてしまった
提督のお墓
やっぱし私も提督がいないとダメな女の子のようです
こうやって時間があれば未練がましく戻ってきてしまう

メモを片手に情報を整理していこう

まずこの与島は元々兵器の実験施設のようなもので提督、親方、社長、博士
この四人はその施設のメンバー
昨日強襲してきた複数の艦種の力をもった謎の深海棲艦『疾風』『朝凪』
社長と博士と一緒にいる『神風』『春風』
この四隻は深海棲艦を元に開発された艦娘
いわば私達のプロトタイプ
与島が強襲されたさいにメンバーは散り散りに、提督以外は何の因果か別世界
親方の世界で解禁された時の黄金境という場所の調査の結果最深部に
ほか二人の世界と繋がっていること判明し三年ぶりに帰還
本当、後半に関してはただ聞いてるだけじゃ鼻で笑ってしまうような
三流ファンタジーですね
でも現実に親方の世界とこの与島は繋がっている
納得せざるを得ないですね
ね、提督


559: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/15(水)16:43:31 ID:8tD

ヒトマルサンマル
もう一つの懸念すべき事態が発生する
天龍を中心としたいわゆる武闘派気質の艦娘が集まり提督のカタキ
をとらんと出撃の準備を開始する

天龍「青葉、お前もこないか、やられっぱなしで悔しくねえのか」

Z1「轟沈したって構わない、提督一人では逝かせない、僕も後を追うよ」

とりあえずやめるように注意を促すが止まるはずがない
提督を失った怒りで大半が我を忘れている

ビスコ「Danke、でも私ももう引き下がれないわ」

ローマ「邪魔するなら全力で潰すわよ」

天津風「提督を殺したやつ、逃がさないわ」

提督の後を追うもの
提督の死に立ち直れないもの
提督の仇を取ろうとするもの
内部分裂っていうんですかねこういうの
初雪たちはまだ司令室、うまくまとめることができのかな…


560: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/15(水)17:03:29 ID:8tD

ヒトヒトマルマル
扶桑が目を覚ます
高速修復剤のおかげで艤装と肉体は傷一つなく回復した
だが入渠で治るのはそれだけ
心の傷までは治らない

扶桑「提督は…提督は…」

山城の口から現実を知った扶桑はうつろな目で外を眺める

扶桑「空はあんなに青いのに…」

山城「姉…様…」

山城まで泣き出してしまった
なんやかんや提督に対して毒舌だったが他の皆と一緒で提督のこと
大好きだったんですね

山城が付いているなら
とりあえずは任せていいでしょ
いざとなればさっきのコンピュータールームで複数の艦娘が監視を行ってるし
これで全ての艦娘に会議の話を伝えることができた
私はあの場所にまた戻ることにした
会議までは提督と一緒にいよう


562: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/16(木)03:34:48 ID:nUm

叢雲「あなたも来たのね」

先客がいたようだ
叢雲はこの鎮守府に提督が着任した時からの付き合いだ
他の艦娘とは付き合いの長さが違う

無言で二人で提督の墓を見つめる
提督は死んだ、そうこの墓を見るたびに確認するのだがやっぱし理解できない
いつものようにバカやって今にもドッキリの看板もって出てくる気さえする

叢雲「初めて提督にあったときもここだったわ」

叢雲「最初からセクハラ発言で貧乏くじを引いてしまったと後悔した」


563: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/16(木)15:37:20 ID:nUm

叢雲「でも実際に組んでみると提督がどうでもいいちょっかい出してそれを私がはいはいって小言言ってさ」

叢雲「毎回の馬鹿らしくて他愛のないやりとりが私は好きで仕方なかったの」

叢雲「それでいて戦闘では絶対に誰も沈めないって的確な指示で私達を守ってくれる、極めつけがいつも出撃の時口癖のように言う」

叢雲青葉「「絶対に帰ってこい」」

青葉「もうノイローゼになりそうなぐらい聞き飽きた言葉ですね」

叢雲「そうね」

叢雲「二人で始まった鎮守府も長月が来て、初雪が来て、龍田が来て、少しずつ規模がでかくなっていって」

叢雲「初めて私が少し離れて提督を見た時に、『ああ、この人は茶化していかないと女性と話せない恥ずかしがり屋なんだ』」

叢雲「って気がついて、なんか他の人に提督を取られそうな気がした自分自身に驚いた」

青葉「わかりますよ、初めてあった時は私もすごい変態な提督に当たったと思いました」


564: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/16(木)16:39:54 ID:nUm

青葉「でも一歩離れてみるとただ女性とどう話せばいいかわからない人なんだって、よくわかるんですよね」

叢雲「本当に不器用なだけなのよ」

二人で顔を見合わせて笑ってしまう
提督はもしかしたら気づかれてないと思ってるかもしれないですが
鎮守府のみんな、ちゃんと気づいているんですからね

だからこんなお別れ誰も想像していなかったし望んでもいないんです

誰も沈めない、その覚悟は私大好きです
でも、あなたが沈んだら他に私達という舵をとってくれる人はいないんですからね

叢雲「話し込んでしまったわ、私は先に会議に向かうから」


叢雲「悔いの無いようしっかり最後のお別れしていきなさい」

叢雲「すーーーーーーーーーー…」


叢雲「提督のバカ!アホ!ど低能!クズ!私を置いていくなんてどんだけ図々しいの!」

叢雲「私だって提督のことこんなに大好きだったんだから!」

叢雲「いつか私が沈んだらそっちでお説教するんだから!!」

叢雲「それまで首を洗ってガタガタ震えってあっちで待ってなさい!」

叢雲「これで私が提督に言いたかったことは全部いってやったわ」

叢雲「それじゃ会議で」

叢雲の後ろ姿を見送って私は一人提督のお墓に向き直る


565: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/16(木)16:51:15 ID:nUm

提督はここに眠っていないけどお墓に手を合わせ線香をあげる
今の叢雲との会話で私は覚悟決めました

青葉「あんまし自覚はないんですが、やっぱし青葉は提督のことを一人の男性として愛していたようです」

青葉「もうお墓にはきません、次に提督に会うときはいま提督がいる場所だと思います」

青葉「提督はたぶん馬鹿なことするなって止めると思いますが私は提督がいないとダメみたいです」

青葉「会議での結論がどうなろうと後を追うものと深海棲艦相手に玉砕する人が出ると思います」

青葉「私やその人たちがそっちに行ったら怒らないでくださいね」

青葉「私達を本気にさせていたのに勝手に沈んだ提督が悪いんですからね」

青葉「提督、また後で」

もう振り返らない
そこに提督はいないのだから
だから天龍たちと一緒に提督の仇討に参加します
提督にとって未練なのはあの二人の深海棲艦に艦娘たちが沈められること
例えこの身が砕け散ろうとも倒してみせます

だから…そっちに行ったら私の告白聞いてくださいね


566: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/16(木)16:59:26 ID:nUm

ヒトフタマルマル
鎮守府の艦娘が全員くれば立ち見になる人もいるこの映画館も半分も埋まっていない
まぁ、予想はしていましたが
来ている艦娘の中では不確かな噂が広がる
いわく、この会議は提督の仇討のための会議
いわく、この鎮守府の解体のための会議
いわく、この会議は全員の多数決で今後を決める会議
どれもこれも情報源が不確かで信用にたるものではありません
言うなれば週刊誌のでっち上げ記事のようなもの
どれが本当なのかは初雪たちが出てくるまで私にもわかりません
ただ、どんな話が来ようとも私の覚悟は決まっています


567: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/16(木)17:13:42 ID:nUm

会議が始まる
いつも提督が立っている場所に初雪が立つ
その横には長月がたち妖精さんにマイクと鎮守府内への放送の指示を静かに飛ばしている

初雪『…あーあー…マイクチェックマイクチェック』

初雪『…えっと…歌って調整するんだっけ?』

長月『提督が会議前に本当に歌ったことがあったか?』

初雪『…三回ぐらい』

長月『…そうだったな』

マイペースにも程があるものです
提督を思い出して泣いてる娘もいれば早く話を進めろと苛立ってる仇討派の娘もいるんですよ…

初雪『…これで大丈夫かな?』

長月『早く始めろ』

副司令のあなたまで怒っては意味ないしょう…
本当に先行きが不安になる

初雪『…お待たせしました…それではこれより』






初雪『…提督救出作戦の概要を説明しようと思います』








は?


568: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/16(木)17:19:06 ID:nUm

一同目を点にして絶句する
今、今なんて言いましたか?
私の聞き間違いではないですよね?
『提督救出作戦』と言いましたか?

あ、天龍や龍田、その大勢の艦娘達が私に視線を向けている
目でわかりますよ
こういう時こそお前が突っ込めという視線ですね

青葉「質問いいでしょうか?」

初雪「…どうぞ」

青葉「今『提督救出作戦』と言いましたか?」

長月『そのとおりだ、何か異論でもあるのか?』

青葉「でも提督は死にましたよね」

長月初雪『『…え?』』

青葉「え?」

一同「ええええええええええええええええええええ」


569: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/16(木)17:31:00 ID:nUm

初雪『…kwsk』

天龍「ちょっと待てよ!!提督が死んだからお墓立てたり葬式の準備したりしてんじゃねえか!!!」

初雪『…え…そんなの聞いてないよ』

長月『というかお前たち提督助けに行くために戦力整えてたんじゃないのか?』

天龍「いや、俺たち提督の仇討の準備してたんだけど」

長月『へ?』

天龍「え?」

あーもう無茶苦茶じゃないですか

あ、龍田と叢雲、それと矢矧がこっちに視線を向けている

分かりました!わかーりました!!
どうにかすればいいのでしょうどうにかすれば!!

青葉「ご提案があります」

青葉「とりあえず私達と司令室で色々と思ってることが違うようです」

青葉「まずは提督が存命の証拠を示して互いの情報をすり合わせるのが先じゃないでしょうか?」

長月『そ…そうだな、とりあえずそうしよう、これじゃ会議にならない』

艦これSS第八部「提督救出作戦始動」


570: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/16(木)17:58:37 ID:nUm

初雪『…ではまず提督が存命の根拠から…いくつかあるけど一つずつ』

長月『変わろう、初雪のスピードだと日が暮れる』

初雪『…任せる』

長月『まずは妖精の存在、彼らがどういう生き物かは提督も知らないようだが彼らと提督はクロッシング状態にある』

(SS独自設定です)

長月『空母が艦載機の妖精の視界を共有できるように意識的に繋がっている』

長月『だから提督が絶命すれば妖精たちが感知するはずだ』

長月『というか、私たちは妖精のライトでのモールス信号で敵の強襲と提督誘拐を知ったんだが』

ああああああああああああああっと全員の顔が歪む

ライトをつけたり消したりしていた妖精
手旗を振り続けていた妖精
確かに昨日の夜からそのような行動を取る妖精さんがいたのが脳裏によぎる
提督が死んだというショックで全員が全員その意味を理解できていなかった

長月『根拠2,そもそも提督を殺したなら持ち帰る意味がないだろ』

これも全員が頭を抱えてしまう
普通に考えればそうじゃないですか!!

突然の外からの爆発音
そして叫び声

<あのクソ提督ぅぅぅぅがぁぁぁぁぁ!!!!
<魚雷装填…爆破よ爆破!なにが葬式よ馬鹿馬鹿しい!!
<提督、生きてる、ダンケ、ダンケ
<加古スペシャル行くよぉぉぉぉぉ!!!!
<おい!今すぐ墓撤去だ!このままじゃ嫁さんに…
<親方ぁ…エクストラターン、突入しようかしら?
<おい誰かコーキングガン止めろ!親方が死ぬぞ!
<攻撃隊!発艦はじめ!
<しれえ!しれえ!!!
<おっし!みんな!早く完成させて提督を迎えにいくわよ!
<山城、砲戦よ
<姉様ァァァァァ!
<親方逃げてえええええ!!!


571: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/16(木)18:01:57 ID:nUm

外はお祭り騒ぎだ
とりあえず親方はそっとしておこう

社長「どうやら宴は最高潮のようだの」

初雪『…あ』

社長『葬式をするとは聞いていたが提督のとはの』

社長「我からの餞別だ、皆を集めこれを見せるがよい」

初雪『全員に通達、会議室に集合』


572: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/16(木)19:01:22 ID:nUm

ーーーーーーーーーーー
提督「ってそう簡単に死ねるかよ!!」
左脚、感覚はないがかろうじて動かせる!

無理矢理動かしてその主砲!蹴り上げる!

しまったという表情を疾風が浮かべるがすぐに元に戻る

疾風「無駄ナ抵抗ヲ」

提督「これが俺の意地だよ!」
真横に落ちていた十字架銃を足に引っ掛けて突きつける

提督「徹甲弾セット!」
音声認識で弾倉がセットされる
そしてこの銃は、音声認識でも発砲できる
ベヨネッタをプレイした経験が生きたな

ズドン
轟沈できると思っていない!
至近距離からの徹甲弾
これで大破ぐらいには!!

疾風「クッソォ!!」

スレッジハンマーで提督の頭を叩きつける

提督「一矢…報いてやったぜ…」ドサ

疾風「ヨウヤク…気絶シタカ…ココカラ大破二持ッテイカレルナンテ…」

提督の体が赤く染まる
それは全て疾風に開けた風穴から流れているものだ
摩耶「提督!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これが真相
全ては思い込み
ただ誰も攻められない
だって自分があの場にいたら同じように死んだと思うだろう
誰だってそう思うしそういう風にしか見えない


574: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/17(金)17:35:50 ID:cRS

ヒトフタサンマル
社長の準備した提督生存の決定的映像を上映後再び会議が始まる
映画館はさっきとうってかわり満員御礼状態
ただでさえ鎮守府の艦娘だけでも多いのに今回は親方組の建姫達も
一斉に集まっておりいつも以上の人口密度だ

初雪「…それでは会議を再開しようと思います」

この一言で全員が壇上に目線を集中させる

初雪「…その前に…今回の作戦敵地に行くことになるので身の安全を保証できません」

初雪「…最悪全滅もあり得る」

最初から物々しい雰囲気だ
確かにこれから行くであろう場所は深海棲艦の巣
完全にアウェー、そしてただでさえ厄介な相手なのに
今回は特別製の深海棲艦が二体もいる
楽勝とは行かないでしょう

初雪「…情報漏洩を防ぐため作戦内容も参加者にしか明かすことはできません」

初雪「…そのため作戦参加を辞退する方は一時本土に待機してもらいます」

シーン

天龍「なに言ってんだ初雪?そんなやつはこの鎮守府にゃいねえよ」

龍田「そのとおりですぅー♪」

曙「そういうのはいいから早く始めなさいよ!今すぐあのクソ提督殴らないと気が済まないの」

叢雲「同意ね、あの見飽きた顔殴らないと気がすまないわ」

駆逐艦のお二人さん、そんなにやけ顔で言っても説得力もなにもないですよ
嬉しいのはわかりますけど


576: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/18(土)09:40:51 ID:0SV

初雪「…本当に…いいんだね」

雪風「雪風!いつでも出撃できます!!」

阿武隈「あたし的にはOKです!!!」

これは嬉しい誤算
半分は減ってもおかしくないと思ってたのに
…私も…負けられない

初雪「…でわ…以降の辞退や逃走は禁止です…銃殺物です」

瑞鳳「いいから早く話してください!」

扶桑「早くしないと殺しますよ」(マジキチスマイル

山城「お姉さま落ち着いてください!!」

初雪「…じゃぁまず敵の潜伏地」

長月「敵の動きに妖精の情報、海流の流れから大体の検討はついた」

初雪「…女木島…通称鬼ヶ島」

五十鈴「ちょっと待ってよ!ここから間近じゃないの!!」

Z1「約21km…目と鼻の先だ」

天龍「ずっと息潜めてたってことだろ!いいねえ!鬼どころか姫もいるぜ!」

加古「さしずめアタシたちは桃太郎ってか」


579: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/20(月)10:19:57 ID:fh9

朝潮「場所はわかっているなら攻めるべきです」

若葉「若葉も、それに賛成」

雪風「しれえをすぐに助けます」

長月「まぁ待て、さっきも言ったとおりこれから突っ込むのは敵のテリトリー」

長月「現在嫁艦が不在の今我々は万全とは言えない」

天龍「そんなのかんけえねえよ!今すぐ行くべきだ!」

初雪「…まぁ…落ち着て…あと2日は安心だから…」

扶桑「安心とは?こうしている間にも私の提督の童貞が奪われるかもしれないのでは?」

初雪「…安心して…もう童貞は龍驤で捨ててる」

扶桑「 」バタ

山城「姉様ァァァァァァァァァァァ!!」


580: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/20(月)10:28:10 ID:fh9

168「そういうお約束なのはいいの、で、その根拠は?」
(どうせ最後は私が掠め取るんだから)

摩耶「そうだぜ、提督の童貞はともかく何されるかわかったもんじゃねえ」
(提督の童貞が奪われ済み?じゃぁ私とは?え?え?)

初雪「…疾風朝凪は深海棲艦でもあり…同時に艦娘としての特性もある」

長月「あれだけの特殊鑑だ、入渠だけでおそらく数日はかかる」

龍田「ならぁ~♪入渠が完了する前に手を出す可能性は~♪」

長月「ない、そもそも万全でない状態で、例え提督が死に体であっても」

長月「提督はなにをするかわかない、それはやつらもよく知ってる」


582: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/20(月)10:34:12 ID:fh9

ビスコ「でもやれることっていっても一部を除いて練度が上限に達している」

ビスコ「この鎮守府に嫁艦達を待つ以外のなにかがあるの?」

初雪「…ある、提督がピンチの時や自分が死んだ時のために残した切り札」

初雪「…それを全部使う」

摩耶「切り札ってなんなんだよ」






長月「全員、提督とのケッコンカッコカリだ」


583: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/20(月)10:40:36 ID:fh9

初雪「…全員分の提督署名済みの書類と指輪はすでにある」

初雪「…ただこれはケッコンカッコカリとはいえ結婚」

初雪「…するかしないかは自由意志」

扶桑「 」ガバ

山城「姉様?」

扶桑「します、提督のためなら躊躇なく」

摩耶「わ、私もするぞ!!置いて行かれてたまるかっての!!」

雪風「ててててててて提督と結婚ってことはあのほんみたいなななな」

叢雲「あいつはそんな破廉恥なことできないわよ、むしろ私に申し込むのが遅いぐらいだわ」

初雪「…受付は司令室で随時行なう…やりたい人は会議後に」

初雪「…あと…練度上限に達していない艦娘は今日までに鎮守府内での演習でどうにかすること」


585: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/21(火)13:21:02 ID:OrP

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
疾風「提督、ご機嫌はどうかな?」

提督「…やっと口開いたとおもったらそれか」

疾風は俺の前に設置されたお風呂っぽいので入渠しながら俺を見上げている

疾風「なにかしたいことない?なんでもしたげるよ」

提督「何がなんでもするだよ、あと38時間も入渠があるじゃねえか」

疾風「だいじょーぶ、僕はここの総司令、僕の一声で好きな娘抱けるんだよ」

提督「じゃぁ曙にセクハラして遊びながら叢雲に罵られつつ」

提督「若葉にスパンキングされ雪風になでなでされてたい」

疾風「その艦娘は準備できないけど深海棲艦の子で同じことしたげるよ」

提督「お前らじゃ役者不足だっていってんだよ」

とは言え両腕両足の腱は切られて鎖で雁字搦めにされてる現状
やっぱやべえな
痛みはどうにか痛覚カットして無視してるが…

疾風「逃ガサナイヨ」


586: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/21(火)13:34:24 ID:OrP

提督「監禁するにしてもちょっとオーバーじゃねえか?」

疾風「提督はなにをしでかすかわからないからね」

提督「両腕両足もいで縛り上げて安心ってか?」

疾風「本当眼と耳も完全に潰さないと安心できないよ?」

提督「俺はクスィーガンダムかなにかか?」

疾風「なんだ、マフティーだったのか提督は、メインカメラも潰しとく?」

提督「それは勘弁してほしいな」

疾風「でしょ♪」


587: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/21(火)14:39:40 ID:OrP

疾風「さぁて?ソロソロ切レルンダロ?集中力」

提督「分かってやがったか」

疾風「ソレヲ維持デキルノハセイゼイ一日」





疾風「ココカラ先ハ提督ガ衰弱死スルノガ早イカ降参スルノガ早イカノ我慢比ベダ」


589: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/22(水)00:59:54 ID:Qs4

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
明石「Projectfuture…遂に完成なのね」

博士「ああ、理論上ではこれで動くはずだ」

明石「最後の問題はこの艤装を装備できる艦娘がいないこと」

明石「でも博士、本当に存在するの?」

明石「最新鋭のイージス艦の艤装が装備可能な艦娘なんて」

博士「本来は無理だ、神風型のような例外を除けば艦首によって装備できるものが限られている」

明石「じゃぁ更に改造するってこと?」

博士「もしな、艦娘でありながら艦の魂を持たず艦首すら決まっていないのが一人いるとしたらどうなる」

明石「そんなのがいるかは別として…」

明石「もしそんなのがいるなら使い物にならないポンコツか」






明石「後天的に艦首を決めることが可能?」

明石「でもそんなのがいるとは思えない」

明石「」


590: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/22(水)01:10:21 ID:Qs4

ーーーーーーーーーーーーーーーー
武蔵「戦艦武蔵、帰投した」

木曾「全く、俺達のいない間に派手にやらかしてくれたな」

熊野「本当、深海棲艦というのは野蛮ですわ」

58「あれ?提督さんがいない」

ここはちょっとからかって見ますかね

青葉「提督は…提督は…先の強襲で…殉職しました…」(迫真の嘘なき

木曾「はいはいワロスワロス」

武蔵「嘘だとまるわかりだぞ」

熊野「あの男がそんなあっさり死ぬわけないじゃありませんの」

58「じゅんしょくってなんでちか?」

青葉「あ、はい」

初雪「…待ってた」

武蔵「提督はどうした?姿が見えんぞ」

あ、それはそれで気になってたんですね

初雪「…詳しい話は司令室で…龍驤と隼鷹は?」

木曾「呉で囮作戦に参加している、そのまま帰投するはずだ」

初雪「…わかった」


591: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/22(水)01:28:43 ID:Qs4

ーーーーーーーーーーーーーーーー
五十鈴「これがケッコンカッコカリ、いいじゃない」

ビスコ「これならどんな奴が来ても負けないわ!!」

雪風「この力で!しれぇを取り戻します!!」

葛城「うん、すごいわね、うん、で、この演習私達の練度引き上げよね?そうよね?」

瑞鳳「いやー!!どう見ても私達で試しうちしていますよ!!」

若葉「だが、悪くない」

まるゆ「悪いですぅ!!!!」

ろー「強くなって、提督、迎えいく、ろーちゃんがんばる、がるるぅ」

曙「あのクソ提督がクソ提督がクソ提督がぁぁぁ!!」

叢雲「あのクズが!!カスが!!ど低能がぁぁぁぁぁ!!」

瑞鳳「八つ当たりはもっとやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


592: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/22(水)01:50:15 ID:Qs4

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
春風「社長、紅茶が出来上がりました」
社長「ご苦労」
春風「いえ、わっちは社長の筆頭秘書なので当然です」
ライブモニターに映る女木島は静かなものだ
あそこが深海棲艦の巣とは誰も思うまい
春風「砂糖とミルクは?」
社長「所望する」
カランカランカランカラン
それにしても朝までとは全く違うものだ
最初ここに戻ってきた時はまるで死んだようだった鎮守府が提督の生存一つで活気に溢れておる
カランカランカランカラン
いい鎮守府ではないか、ここに帰ってこれて心から良かったと思える
カランカランカランカラン
社長「春風」
春風「どうしました社長?」
社長「角砂糖は一つでいい」
春風「遠慮なさらずに」
社長「なにか怒っておられるのか?」
春風「青葉って艦娘と随分とご熱心にお話されていましたね」
社長「それはただの情報収集で」
春風「初雪とかいう艦娘に色目使いましたね」
社長「使っておらぬ、断じて使っておらぬ」

春風「長い付き合いです、見ればわかりますよ」

春風「ミルクもでしたね」

ジャバあああああああああああ

春風「出来ましたよ社長」静かな激おこ

社長「ま、まてい、我は春風一筋じゃ!それは三年前から変わらぬ!!」
春風「ソンナ戯言、ワッチガ納得スルトデモ?」
社長「戻りかけておるぞ!帰って来い!!」
春風「冗談です」
社長「…お主の冗談は心臓に悪い」
春風「ですがこの紅茶は飲んでもらいます、勿体無いので」
社長「お、おう」


594: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/23(木)03:24:28 ID:AVO

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
天龍「邪魔するぜ」

木曾「お前も来たか」

武蔵「思いは同じようだな」

三人で海を眺める
その先にあるのは見えはしないが女木島がある

木曾「早る気持ちは俺も同じだが特攻で勝てる相手じゃねえよ」

武蔵「私は一向に構わんのだがな」

木曾「誰か一人でも欠ければ提督が悲しむ、行くなら俺が全力で止めるがな」

武蔵「案ずるな、提督と結ばれるまでは死ぬ気はない」

天龍「俺もだぜ、ケッコンカッコカリしたからにゃお前らにだって負けるわけにはいかねえ」

武蔵「その粋はよし、だが相手が天龍ではな」

木曾「天龍じゃなぁ」

天龍「お前らぁぁぁぁぁぁ!!!」


596: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/23(木)16:25:48 ID:fLa

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
長月「ケッコンカッコカリもあらかた終わったか」

初雪「…あとは未カンスト組を待つだけ」

長月「だが、本当に提督はすごい人だ、ここまで切り札を隠しているとはな」

初雪「…ケッコンカッコカリ…Projectfuture…そしてもう一つ」

長月「だが初雪、この作戦はオール・オア・ナッシング、生存か全滅の二択だぞ」

初雪「…二択なら半々…50%なら賭けて悪くない」

長月「分の悪いかけは嫌いじゃないか、副司令としては賛成しかねるが…」

長月「私個人としては嫌いではないぞ」

初雪「…作戦成功を祈って」

長月「乾杯」



長月「で、この酒どこから出した?」

初雪「…ケッコンカッコカリの指輪があったとこに隠してた」

長月「提督秘蔵の一品か、悪くない」


597: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/23(木)17:06:20 ID:fLa

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
親方「てめえら!朝までにはここを要塞化するぞ!気張っていけよ!!」

コーキン「ワーキングしてるダーリン…やっぱかっこいい…」

ダイヤモンドコアドリル「みててうざいですね」

マルチサンダーY「仕事を始めるわ、どうせあとで寝取ればいいのよ」

硝子繊維巻尺「妾の色気があればオヤカタなぞいちころぞい」

鉄曲尺「むにゃぁ~…それはないの…」

猫車二輪「それはないニャ!」

鉄道バール「突っ込み入れるのもダルイわー…」

リーチスタッカー「お前らだべってないでさっさと働け!吊るし上げんぞ!!」


598: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/24(金)09:15:12 ID:qED

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夕日は海に沈み、空は黒く染まった
そんな光源もないなか二人の艦娘が帰還した

龍驤「かえったでぇーーー!ウチ大活躍やぁぁぁ!!」

隼鷹「おお、活気に溢れてるじゃない」

ついに本妻帰還、これは…やるしかない

青葉「龍驤さん…隼鷹さん…提督が…提とぐらは」(大破

五十鈴「時間ないんだから馬鹿やってないの」

龍驤「その指輪…」

五十鈴「察したようね」

隼鷹「馬鹿!ホント馬鹿!!提督…」


隼鷹「嫁艦がいない間に嫁を増やすなんて!!浮気だ!絶対に許さない!!」

龍驤「赤城の件もあるわけやし、締めあげちゃる」

初雪「…お帰り」

隼鷹「初雪まで指輪してるぞ!あの浮気者!!」

初雪「…提督が誘拐された」

龍驤「どういうこっちゃ」

初雪「…そのままの意味…司令室で説明する」

龍驤「なら急ぎ、時間ないんやろ」

司令室に向かう三人の後ろ姿を見守る

青葉「これで、全員揃いましたね」

五十鈴「ええ、これでもっと戦えるわ」

五十鈴「出世しないまま死ぬなんて許さないわ」


599: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/24(金)14:46:39 ID:qED

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私はそこにいた
だって、死んでないとわかっていてもそこに提督がいる気がした
そこなら提督と通じる気がした
墓は全て撤去された
全員の生存が確認できたから墓なんて縁起の悪いものはいらないそうです
私も同感です
戦場特有の硝煙の匂いもします
これはブチ切れた艦娘たちが暴れたあとです

青葉「カメラは嘘をつかない、だから、私は我々の勝利と提督の生存を撮りに行こうと思います」

さぁ、これから忙しくなる
絶対提督を助けてみせる

青葉「次は、戦場で」

墓の合った場所をあとにする
これで私は戦える
待っていてください、愛しています、提督


600: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/24(金)15:04:36 ID:qED

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
隼鷹「もぉいっぱい!!」

飛鷹「わひゃひももう一杯!!」

叢雲「私もよ!飲んでないとやってられないわ!!」

瑞鳳「私もぉ!!もう一杯!!」

長月「私も飲むぞ、景気づけだ」

初雪「…ウイスキー…ストレートで」

巻雲「zzz」(酔いつぶれた

ビスコ「静かに飲めないのかしら」

葛城「いや、あれみせいねんじゃないのか…」

龍驤「残念やけどうちに未成年はおらんよ」

木曾「実年齢はともかく見た目と精神年齢は低い奴は多いけどな」


601: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/24(金)15:47:55 ID:qED

武蔵「戦前の一杯だ、存分に飲もう」

58「ゴーヤ…お酒飲むの初めてです」

168「私もよ、おいしいのかしら」

401「でも…コレが飲めないと提督と一緒になれない!!」ゴク

ろー「何気に、ろーちゃん、未成年」

まるゆ「まるゆもです…」

阿武隈「あぶくま!うたっちゃいます!!」

矢矧「キルミーベイベー!!」

加古「どしたのわさわさ!!」

扶桑「ああ…私の三十路岬がとばされるぅ…」

熊野「私のESCAPEはとばさないでくださいまし」

若葉「提督の好きな曲、なんで僕はロリコンは入ってないんだ?」

天龍「おらおら!!覚悟完了を歌うのは俺だぁ!!」

龍田「あらぁ~?ジュエットしましょうか~♪」

親方「いい士気だ、これなら万全だな」

コーキン「ダーリン、もう一杯どうぞ」

社長「だがもう一人道化が足らぬな、あれが居ぬと少々味気ない」

春風「社長ももう一杯」

博士「そうだな、だが、不可能を可能にする男<エネイブル>がこの程度で終わるはずがない」

神風「博士もたまには飲んでください」

親方「なら、明日は迎えにいってやらねえとな」


602: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/24(金)16:06:49 ID:qED

初雪「…みんな…注目」

全員の視線がステージ集中する
ついに今回のメインである初雪のスピーチが始まる

長月「全員酒は持ったか?」

まるゆ「ま…まるゆとろーちゃんは未成年で…」

長月「構うな、アルコール度数低いのでいいから飲め」

親方「そうだぜ、俺らは高校時代からタバコも酒もやってたしな」

社長「我と博士に無理やりのませたて吸わせせたのはおのれらだがな」

博士「まぁ気にするな、僕らは既に酒とわかばが手放せない、本当にこの世界にもどれてよかった」
(わかばを手に入れれてた的な意味で)

初雪「…提督はノリと勢いで生きてる…酒ぐらいむしろおーるおーけー」

長月「でわ、乾杯の合図を頼むぞ、司令代理」

初雪「…その前に…この戦い…死んでもおかしくない」

初雪「…今なら辞退を許可するし鎮守府復帰も可能」

初雪「…残る人は残って…出る人はとめない」

シーン

初雪「…いいんだね…本当に」

初雪「…でわ…作戦成功を祈って」

全員「かんぱーーーーーーーーーーーいぃ!!」




初雪「…初雪…まだ乾杯っていってない」

長月「いつものことだ」


603: 1◆BPxI0ldYJ. 2015/07/24(金)16:33:59 ID:qED

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次の日昼

初雪『…全軍に伝える』

初雪の放送が始まる
待ってましたと「よっしゃああああああ」という天龍の叫び声も響く

初雪『…先日通達していた通り…これより提督の最終兵器を起動させます』

親方「整備も武装も完全だ、いつでもいけるぜ」

初雪『…それでは…海上移動鎮守府与島…』

初雪『出撃!』

博士「エンジン回せ!フル稼働させるぞ」

神風「わかりました!てりゃーーーーー!!」

社長「システムオールグリーン…順調じゃ!」

春風「航行システム、最大船速で安定」

長月「舵はこちらに回ってきたぞ」

初雪『これより敵本拠地に向かいます』

初雪『全員戦闘準備!!』




龍驤「うちもいま、そっちにいくんやから、だから…」

龍驤「死ぬんやないで…提督」

艦これSS第八部 艦





次の話
提督「龍驤の胸がEカップになっただと…!!」 最終話1


提督「龍驤の胸がEカップになっただと…!!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1429402498/
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